「第12回哲学カフェはりま」のテーマは「人のいのちを奪うとは」だった。
「哲学カフェ」主催者からの問いかけ:
立場や見方が変わることで、これらの死は奪ってもよいいのちと、奪ってはいけないいのちがあることになります。その判断をすることの正当性は何でしょうか。人のいのちを奪うとはどういうことなのでしょうか。あらためて考えてみませんか。
私が以降に書くことに関して
1. 「哲学カフェ」で論じられたことも含むが、大部分は私が考えたことである。文責は私にある
2. 価値観が伴う考察である。多様な価値観があることを前提に書いている。どのような価値観が正しいという主張をするつもりはない。考察しているだけである
3. 「なぜ命は大切か」「命を大切にしなければならない理由は何か」という問には答えない。『無条件に、命は大切である。理由はいらない』という立場で考察する。これが価値観だというなら、この価値観をベースに検討する。これを否定する人と議論する気はない。また、否定する人は、以下を読んでも意味がないと思う
4. 良くないことであっても、それが起こるということは、何らかの必然性があるはずである。その必然性を無視して「それはいけないことだ」と切り捨てる立場では書かない
5. 未整理であり、途中で考えが変わる可能性は十分ある
「人のいのちを奪う」ケースとしては、
(1) 死刑 … 法に基づいた殺人
(2) 戦争 … 戦争になれば、敵の兵士を殺しても殺人に問われることはない
(3) 間引き … 生まれた子供をすぐに殺す
(4) 姥捨て山 … 法令、口減らしなどのために高齢の親を山に捨てる
(5) 高齢者医療 … 余命いくばくもない人の高額医療
(6) 子の将来を思っての殺人、終末期の苦しみを見かねての殺人
(7) 妊娠中絶
(8) 脳死
(9) 決死の救命活動
(10) 尊厳死 … 延命措置を断わって自然死を迎えること
(11) 安楽死 …医師など第三者が薬物などを使って患者の死期を積極的に早めること
(12) 自殺
(13) 心中
(14) キリスト教徒による中南米での殺戮(過去のこと)
(15) ナチスによる大量殺人(人種・障碍者)(過去の事と思っていたが)
(16) 一部イスラム教徒によるテロ(現在も)
(17) 国家による暗殺など(現在も)
(18) 鯨を殺すこと … 人並みに動物の命を位置づける
※ 暫定。 追加、削除、並び替え、ありえる
・ (1)(2)は、普遍的な課題
・ (3)(4)(5)は、社会的資源にかかわる殺人
・ (7)(8)は、命の線引きの課題
・ (9)(10)(11)(12)(13)は、その人の命に関わる。(13)は、他人も巻き込む
・ (14)(15)(16)(17)は、歴史的考察
・ (18)も含める意味があるか、よくわからないが、とりあえず
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