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2021年2月15日月曜日

(2246)  「やる気がある」ということは / やる気について(2)

 

◆ 最新投稿情報

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(K1387)  介護報酬改定 利用者負担はこう変わる <高齢期の経済>

http://kagayakiken.blogspot.com/2021/02/k1387.html

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「やる気がある」ということは、できそうもない難しいことに挑戦するということではなく、「適度な難しさを選んでやる力がある」ということなのです。高い目標を設定することは、やる気をそいでしまうことにも

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 トキンソンとリトウィンという研究者が、同じような実験をしたところ、やる気のある人ほど、簡単でもなく無理でもない距離を選ぶ傾向があることが分かりました。

 つまり「やる気がある」ということは、できそうもない難しいことに挑戦するということではなく、「適度な難しさを選んでやる力がある」ということなのです。

 良かれと思って子どもたちに高い目標を設定することは、実はやる気のある子どもにとっては、かえってやる気をそいでしまうことにもなりかねません。

 これは大人の場合も当てはまります。人間のやる気を考えるときに思い出していただけるとうれしいです。

<出典>

やる気について

【子ども点描】 産経新聞(2021/02/11)

 

 心理学者のアトキンソンによると、やる気の強さは次の方程式によって導くことができます。

やる気の強さ=達成動機の強さ×主観的な成功確率による課題の魅力×成功報酬

 理想的な成功確率: 成功率50%の目標を掲げると、人はやる気を出すということがわかっています。

 アトキンソンは小学生たちを集めて、輪投げを使った実験を行いました。まず小学生たちに、確実に成功すると思う距離と、確実に失敗すると思う距離を聞いておきます。その後好きな位置から、実際に輪投げを行うように指示しました。すると彼らが一番多く選んだのはちょうど中間。半分の確率で成功すると思われる場所でした。

(引用元:植田理恵(2012, 植木理恵のすぐに使える行動心理学, 宝島社.

 確実に失敗するとわかっている目標だけでなく、確実に成功するとわかっている目標にも取り組みにくいということになります。簡単すぎてもダメ、難しすぎてもダメなのです。適切な難しさを感じる方がやる気が高まるのです。

 失敗を恐れて簡単に達成できる目標にしたり、身の丈に合わない目標を掲げたりしてやる気が出なくなっている人は、成功確率50%を目指して目標を修正してみましょう。

<出典>

アトキンソンの "やる気の方程式" を知っていますか? やる気を引き出す心理学。

https://studyhacker.net/columns/yaruki-houteishiki



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