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2019年11月16日土曜日

(1789) 「絵付けをしたい」でも「絵付け師になりたい」でもない(スカーレット)

 
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(K0930) 延命治療には分水嶺がある / 平穏死(A-14)<臨死期>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/11/k0930a-14.html
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私はサラリーマンだった(もう退職している)。仕事で生計を立てられたし、仕事することも楽しかった。イヤイヤしていたわけではなく、不満はない。でも、何かが欠けていたのかなと感じる。「天職」と思わなかった
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 NHK連続テレビ小説「スカーレット」から。
 
 火鉢の絵付け師・深野心仙から「絵付けをしたい」のか「絵付け師になりたい」のかを問われ、答えられず考え込んでしまう喜美子。出した答は、「どちらでもない。深野心仙についていきたい」。
 「絵付けをしたい」のか「絵付け師になりたい」のかと、一緒に考えていた私は、虚を突かれた。「そうなのか。二者択一ではなかったのか」「ところで“ついていきたい”とは何なのか。私は、そういうふうに考えたことはない」

 私の解釈は、“ついていきたい”は、「魂のふるえ」「運命の声」。趣味として「絵付けをしたい」と感じ、仕事として「絵付け師になりたい」と考えるのとは別世界。

 「魂のふるえ」を体感し、「運命の声」を聴きながら自分の人生を決める。直感から来るのでしょうか。私はそういう人生を体験したことがありませんが、そういう人生もあるのでしょう。

 一番大切なものは、考えても見つけられないし、考えても決められない。


 
 
【ご参考】 背景の物語
===== 引用はじめ
 信楽に帰った喜美子は、照子(大島優子)の実家の丸熊陶業で働くことに。そこで目にした絵付け火鉢に、興味をひかれる。
 丸熊陶業にやって来た、火鉢の絵付け師・深野心仙(イッセー尾形)のもとで学びたいと考えた喜美子(戸田恵梨香)。深野はかなり変わった人物だったが、挑戦させてもらい喜美子は時間を忘れて熱中する。
 深野のもとを再度訪ねた喜美子だが、絵付けの本格的な修業には何年もかかるからと、弟子入りを断られる。諦めきれない喜美子。… 絵付けへの思いをぶちまけてしまう。
 マツ(富田靖子)は陽子(財前直見)の協力で、喜美子に絵付けを教えてくれそうな別の陶業会社を探し、思い切って常治に話すが、喜美子には早く結婚させたい常治が許すはずもない。
 喜美子はマツの助け舟をありがたいと思うものの、ある出来事から深野の本当の姿を知り、絵付けをというよりは深野心仙に学びたいと熱望するようになっていた。
===== 引用おわり
https://www.nhk.or.jp/scarlet/story/

 

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