◆ 最新投稿情報
=====
(K0928) 「MCIチェックリスト」(日本老年精神医学会) <認知症>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/11/k0928.html
=====
☆☆
プロダクトアウトとマーケットインとは対立概念ではない。プロダクトアウトとマーケットインが絶えず相互作用しながら、事業の成長を促進していく。新規事業か事業拡大かで、あるいは市場規模で、ウエイトは変わる☆☆
(1782)からの続き。
===== 引用はじめ <再録>
モノを作れば売れる時代ではなくなり、競合と簡単に比較されてしまう今、「プロダクトアウト」は時代遅れな考え方であり、いかに「マーケットイン」の概念に基づき、顧客の満足度を高められるかどうかを重視するべきだという風潮が強まっています。
===== 引用おわり
https://ferret-plus.com/1127
私がスッキリしなかったのは、この風潮に反対と言うより、考えの枠組みに納得しなかったからでしょう。「プロダクトアウト」と「マーケットイン」とは対立概念ではありません。両者があいまって、商売が繁盛していきます。
次のような場面が思い浮かびました。
社長「売り上げを伸ばしなさい」
開発担当「はい、わたしたちは頑張って素晴らしい商品を開発しています」
営業担当「でも、お客さんは買ってくれません。買ってくれる商品でないと売れません」
社長「開発担当は、売れる商品を開発しなさい」
→ 「プロダクトアウト」は時代遅れな考え方であり、いかに「マーケットイン」の概念に基づき、顧客の満足度を高められるかどうかを重視するべきだ。
社長が開発部門と営業部門との調整役の機能しかないとこうなってしまいます。後に述べますが、足りないのはビジョンです。ビジョンが共有されると、開発担当と営業担当は協力・補完関係になります。ビジョンがないと開発担当と営業担当は対立関係になります。
プロダクトアウトとマーケットインが絶えず相互作用しながら、事業の成長を促進していきます。
両方必要ですが、事業や市場によって、ウエイトが変わります。一般的に言うと、
(1) 新規事業においてはプロダクトアウトのウエイトが大きく、事業拡大においてはマーケットインのウエイトが大きい
(2) 小さな市場ではプロダクトアウトのウエイトが大きく、大きな市場ではマーケットインのウエイトが大きい
続く
<出典>
大谷卓、奈良・老舗から吹く風産経新聞【偏西風】(2019/11/02)
https://special.sankei.com/f/column/article/20191102/0001.html
0 件のコメント:
コメントを投稿