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=====(K0266) 「助けて」と言わない。その理由 / 抱樸(3) <インクルーシブ社会>
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昨日(1/21)、「レクイエム・プロジェクト神戸2018」を聞きに行った。
https://www.requiem-project.com/concert
「インフルエンザと診断されて行けない。親友が出演するので行って。」と言われて、
代って行った。行ってよかった。
普段、私は音楽を聴くことは、あまりない。
「レクイエムとはこんなものなのだ。いいな」というのが正直な感想。
主宰者の上田益さんによれば「私が作曲しようとしているレクイエムは、犠牲となった方々の追悼と同時に、生かされた人たちが少しでも苦悩から解放され、前に向かって進んでいくきっかけになるものでありたいと思うと同時に、それが被災者の方々の思いを私なりに反映させることであると思いました」。その意図は、十分実現されたと思った。
写真撮影不可だったので、過去の写真を添付してイメージを伝える。開演の30分前に到着したが、ほぼ満席状態(神戸文化ホール・大ホール。収容人員 2043人)で、列の真ん中あたりの空いている席に「ごめんなさい・ごめんなさい」と言いながら、ようやく座った。出演総勢230人の堂々たる舞台であった(これも過去の写真を添付。こんな感じ)。
詩の一部を紹介しようと思ったが、現場で私が受けたもののほんの一部に過ぎない。私には、言葉で伝えるだけの力が無い。実際に聞いていただくしかない。
4人の指揮者、10人の声楽ソリスト、7人のピアニスト、オーケストラ(長岡京室内アンサンブルと仲間たち)、レクイエム・プロジェクトの7つの合唱団、および、高田合唱団(陸前高田)、神戸市立桂木小学校合唱団(NHK全国学校音楽コンクール5年連続県大会金賞)と、豪華な顔ぶれだった。
印象に残ったのは、各地の「レクイエム・プロジェクト合唱団」が一堂に会して、見事に歌いあげたことだ。神戸いのりのときの合唱団(53人、および、公募団員12人)、北いわて合唱団(12人)、仙台合唱団(33人)、東京いのりのときの合唱団(22人)、佐用いのりのとき合唱団(18人)、広島合唱団(15人)、長崎合唱団(39人)。
この中で一番最初に立ち上がったのは、神戸いのりのときの合唱団だそうだ。当初参加した人は「合唱経験がある人もいたが、7割近い人たちは本格的な合唱は未経験で、発声も当然習ったことが無い、ましてや楽譜は学生の頃に音楽の授業で見た程度というメンバーが中心」だった。おそらく他の地域も同様だろう。それがここまでできるとは、驚きだ。
個々のメンバーが頑張ったのは当然だろうが、各地域の合唱団には、指導者、ピアニスト、実行委員が貼りついている。今回のような公演を実施するには、さらに多くの裏方がいるはずである。主催の上田益さんの熱意の下、これだけの力を集めての舞台だと思うと、感動もひときわ強くなる。
神戸いのりのときの合唱団で団員を募集している。私が歌えるなら応募したいところだが、能力も時間もない。残念。多分、各地の合唱団も新規参加を受け入れるだろう。
国内での演奏のみではなく、海外でも活動している。2019年には、ポーランドでの特別公演を予定しているようだ。
出典
「レクイエム・プロジェクト神戸2018」配布冊子添付写真は、この冊子から。
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