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2018年11月28日水曜日

(1436)  スピノザ「エチカ」(0) / 100分de名著

 
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(K0577)  結婚5年後の恨み「産後クライシス」で熟年離婚 <家族の再形成>
http://kagayakiken.blogspot.com/2018/11/k0577.html
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【はじめに】

1.   「ありえたかもしれない、もう一つの近代」

2.    私たちの当たり前は、当たり前でない

3.    たとえば、私たちが囚われている「自由」という常識を覆してしまう

4.    考えを変えるのではなく、考え方を変える

5.    主要な四つの概念を紹介する。「善悪」「本質」「自由」「真理」

6.    スピノザはずっと危険思想家として扱われてきたが、今も影響を与え続けている
 

<展開>

1.   「ありえたかもしれない、もう一つの近代」

===== 引用はじめ
 スピノザはそのような転換点となった世紀(*)を生きた哲学者です。ただ、彼はほかの哲学者とは少し違っています。スピノザは近代哲学の成果を十分に吸収しつつも、その後近代が向かっていった方向とは別の方向を向きながら思索していたからです。やや象徴的に、スピノザの哲学は、「ありえたかもしれない、もう一つの近代」を示す哲学であると言うことができます。
===== 引用おわり
(*) 現代へとつながる制度(*1)や学問(*2)がおおよそ出揃い、ある一定の方向性が選択された十七世紀
(*1) 例えば、「国民主権」
(*2) デカルトに始まる近代哲学や近代科学、ホッブズやロックの社会契約説など
 

2.    私たちの当たり前は、当たり前でない

===== 引用はじめ
 そのようにとらえる時、スピノザを読むことは、いま私たちが当たり前だと思っている物事や考え方が、決して当たり前でないこと、別のあり方や考え方も充分にありうることを知る大きなきっかけとなるはずです。
===== 引用おわり
 

3.    たとえば、私たちが囚われている「自由」という常識を覆してしまう

===== 引用はじめ
 たとえば人間の「自由」についてのスピノザの考え方は、私たちが囚われている常識を覆すものです。 … 過酷な自己責任論が幅を利かせる世の中で生きづらさを感じている人も少なくありません。「自由」の全く新しい概念を教えてくれるスピノザ哲学は、そうした社会を捉え直すきっかけになります。
===== 引用おわり
 

4.    考えを変えるのではなく、考え方を変える

===== 引用はじめ
 スピノザを理解するには、考えを変えるのではなく、考え方を変える必要があるのです。
===== 引用おわり
 

5.    主要な四つの概念を紹介する。「善悪」「本質」「自由」「真理」
 

6.    スピノザはずっと危険思想家として扱われてきたが、今も影響を与え続けている

===== 引用はじめ
 スピノザはずっと危険思想家として扱われることになります。死後もスピノザへの攻撃は続きました。しかし、その思想が忘れられたことはありませんでした。三百年以上経ったいまも、多くの思想家・哲学者に影響を与え続けています。
===== 引用おわり
 


 以下は、御参考。
 10項目のうちのいくつかを、100de名著で解説してくれます。
 
===== 引用はじめ
 エチカ
 
 17世紀オランダの哲学者スピノザの主著。彼の死後、友人の手で1677年に刊行された。本書は正式の題名を『幾何学的順序で証明された倫理学』といい、スピノザの全体系を文字どおり「幾何学の順序」に従って演繹(えんえき)的に論証する。すなわち、

(1)  唯一の無限実体、神が存在すること。

(2)  思惟(しい)と延長とは人間精神に認識可能なその二つの属性であること。

(3)  神はいっさいの結果を自己の内部に産出すること。

(4)  したがっていっさいの事物は神の様態にほかならないこと。

(5)  神は自己の本性の必然性に従って働き、いっさいは決定されていること。

(6)  観念の秩序および連結は物体の秩序および連結と同一であること。

(7)  人間精神は諸情念に隷従せざるをえないが、しかし同時に明晰(めいせき)判明な認識によって諸情念に打ち勝つ能力をもつこと。

(8)  人間は理性によって欲望を克服するとき自由であること。

(9)  万物を「永遠の相のもとに」、つまり神との必然的な関係においてみるとき、「神に対する知的愛」としての喜悦が生ずること。

(10)これは神が自己自身を愛する「神の知的愛」にほかならず、ここに人間の最高の善と幸福とが存すること、

などである。[坂井昭宏]

『畠中尚志訳『エチカ(倫理学)』全二冊(岩波文庫)』
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)/日本大百科全書(ニッポニカ)について
===== 引用おわり  (箇条書き形式に書き換えた)
https://kotobank.jp/word/%E3%82%A8%E3%83%81%E3%82%AB-214420
 

<出典>
國分功一郎(2018/12)、スピノザ「エチカ」、100de名著、NHKテキスト(NHK出版)
添付は、テキストの表紙です。

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