◆ 最新投稿情報
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(K0556) 無症候性アルツハイマーの修道女 <脳の健康>
http://kagayakiken.blogspot.com/2018/11/k0556.html
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1.
食をテーマにした小説や漫画の先駆け
2.
ストーリーは意外にもラブロマンス3. レシピ本でもある
4. 日本人の食に対する考え方を変えた
5. ただの「グルメ本」ではない
6. 家庭生活の近代化も説いた
7. 食育の重要性も説いた
8. もっと見直されるべき作品だ
【展開】
1. 食をテーマにした小説や漫画の先駆け
===== 引用はじめ
現代の書店に足を運ぶと、食をテーマにした小説や漫画が所狭しと並ぶ。その先駆けといえる作品が、明治時代のジャーナリスト、村井弦斎(げんさい)の小説『食(しょく)道楽』だ。===== 引用おわり
2.
ストーリーは意外にもラブロマンス
===== 引用はじめ
大食漢で奥手の書生、大原と、料理上手なヒロイン、お登和の恋愛模様が描かれる。そこに、お代さんという大原の“婚約者”が上京し…という筋書きだ。もちろん、ただの恋愛小説ではない。===== 引用おわり
3.
レシピ本でもある
===== 引用はじめ
その実態は、春夏秋冬の食材を生かした600以上の料理が登場する「レシピ本」だ。作り方の手順や分量を詳細に解説し、うどんの打ち方や病人向けの料理、牛肉の部位の図解など極めて実用的。嫁入り道具の一つとして重宝されたという。===== 引用おわり
4.
日本人の食に対する考え方を変えた
===== 引用はじめ
食のうんちくとユーモアが詰まっており、漫画『美味(おい)しんぼ』など食がテーマの作品の先駆け的存在。当時空前のベストセラーとなり、日本人の食に対する考え方を変えた。===== 引用おわり
5.
ただの「グルメ本」ではない
===== 引用はじめ
野菜の切れ端などを煮込んだ「万年スープ」や、牛タンなど当時安価だった材料を工夫しておいしくする「二十銭弁当」といったレシピも多く、当時の庶民が先を争って買い求めたのもうなずける。===== 引用おわり
6.
家庭生活の近代化も説いた
===== 引用はじめ
敏腕ジャーナリストとしても知られた弦斎は、家庭生活の近代化も説いた。時は男尊女卑の風潮が当たり前だった明治の世。夫婦が協力し、家庭でおいしく、栄養のある料理を楽しむべきだ-という、現代では当たり前とされることを説いていたのだ。===== 引用おわり
7.
食育の重要性も説いた
===== 引用はじめ
特筆すべきは、「子供には徳育よりも、知育よりも、体育よりも、先(ま)ずは食育である」などと記された下りだ。弦斎は、「食事こそが教育の基本」という食育の必要性を同書を通じ熱弁。 … 1世紀前に記された同作の先進性に今、改めて関心が寄せられている。===== 引用おわり
8.
もっと見直されるべき作品だ
===== 引用はじめ
食事の大切さや親子関係のあり方など、何度読み返してもその度に発見がある。もっと見直されるべき作品だと思います===== 引用おわり
【プロフィル】村井弦斎(むらい・げんさい)
文久3(1863)年、三河国(現在の愛知県)吉田藩士の家に生まれる。本名は寛(ゆたか)。病気のため東京外国語学校を退学し、米国での生活を経て、明治21年に郵便報知新聞の客員に。主な作品に『酒道楽』などの「百道楽」シリーズ、『日の出島』など。昭和2年、63歳で死去。
<引用>
村井弦斎『食道楽』 食生活変えたベストセラー【明治の50冊】(34) 産経新聞(2018/10/29)
(34)村井弦斎『食道楽』 食生活変えたベストセラー
https://www.sankei.com/life/news/181029/lif1810290012-n1.html
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