(1812) 傷つく、もう一つの前提 ～ 劣等感 ／ 傷つく(3)

 
◆      最新投稿情報
＝＝＝＝＝
(K0953)　 喫茶店で味わう　至福のひととき　＜定年後＞
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/12/k0953.html
＝＝＝＝＝
 

　人が傷つく前提としてあるのは、誇りの高さや志だけではなく、背景に劣等感があることもあるでしょう。その劣等感が刺激されると、人は傷つきます。

 
　誇り高さや志を傷つけられた人は悲しみます。一方、劣等感を傷つけられた人は、怒ります。自分の存在そのものが脅かされるからです。気づかぬまま相手の劣等感を傷つけ、怒りをかうことが、残念ながら多くあります。
 
　誇り高さや志を傷つけてしまったときは、それを掘り起こし、是認し、伝えれば回復に向かうでしょう。しかし、劣等感を傷つけてしまったときには、それを掘り起こし、相手に伝えることは、火に油を注ぐようなものです。
 
　劣等感からは目を逸らし、その人が持っている他の誇りや志に心をむければよいと思います。それは、是認し、伝えてよいでしょう。
 
　どちらの傷つきかをしっかり見極め、合った対応をしましょう。
 
＜関連＞
(1811)　「傷つきやすい人」か「誇り高い人・志のある人」か　／　傷つく(2)
http://kagayaki56.blogspot.com/2019/12/18112.html