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=====(K0152) 街に溢れだす認知症者 / 認知症者の居場所(3) <脳の健康>
http://kagayakiken.blogspot.jp/2017/09/k01523.html
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前回の紹介した本『地域活性化戦略』に書いてあった「経験経済」を紹介する。
続けて、私が最近考えている「2重の参加型」について述べる。
● 「経験経済」
簡単に言ってしまうと、
素晴らしい経験をさせてくれるなら、
少々お高くても、お金は払います。
その通りだと思う。
(注)箇条書き形式に書き換えた
===== 引用はじめ
「経験経済」とは、PineⅡet al.[1999]、Schmitt[2000]等が提唱した、企業が消耗的な価格競争から脱することを目指す概念である。
彼らは、具体的に経済価値が (1)コモディティ→ (2)製品→ (3)サービス→
(4)経験と進展する様子を、コーヒー豆を例にとり説明している。
(1) まず、とれたてのコーヒー豆はコモディティ(=代替可能なモノ)段階で1カップ1~2セントの経済価値しかない
(2) 次にパッケージされた製品段階は5~25セント程度の経済価値をもち、
(3) さらにレストランで提供される定期的サービス段階では、50セント~1ドルの経済価値をもち、
(4) 最後に経験の提供段階では、コーヒーをイタリアのサンマルコ広場にあるカフェ・フロリアンでチャーミングな風景を楽しみながら飲む経験を例にすると15ドルの経済価値になるという。
===== 引用おわり
小長谷一之・福山直寿・五嶋俊彦・本松豊太、『地域活性化戦略』(晃洋書房)
●以下は、私の考えだが、「2重の参加型」について述べる。
ある団体で「クラブ活動」を作り出そうとしている。
えらい先生を呼んできて、お話を聞く
… 悪くはないが、それは止めませんか
自分たちでしなくても、注意してみておれば、世の中にたくさん、そのような機会があるから
会員が交互に講師になって、他の会員がお話を聞く
… 改善されていると思うが、それは止めませんか
話したい人は、とうとうと話すが、聞きたい人は疲れてくる。「聞きたい話」はすぐに底をついて、
「話したい話」ばかりになりそうだから。
私は「2重の参加型」が大切だと思っている。
(1) 会員が中心になって進める
(2) 参加者は、話を聞くだけでなく、参加する。例えば、
①
音楽を楽しもう(聞くのではなく、自ら歌ったり演奏したりする)
②
体を動かして楽しもう(参加者が体を動かす)
③
クラフトを楽しもう(参加者が物を作る)
④
ボードゲームを楽しもう(囲碁・将棋・麻雀は除く。トランプは含む)
⑤
意見交換を楽しもう(講師が話すのではなく、参加者が話す)
両者は関係していると思い、二つのことを、今回書いた。
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