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=====(K0149) 「定年女子の生き方」と両隣 / 定年女子 <定年後>
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昨日(9/26)、辛坊治郎氏の特別講演会(日本生命保険相互会社
北大阪支社 主催)を聞いた。定員700名の予定だったが聴講希望者が殺到し、会場に頼んで1000名定員に変更したが、それでも立見席ができてしまうかもしれない、との説明が冒頭にあった。
案内されていたタイトルは、「時代を読み解く~正しい判断は正しい情報から~」で、これは氏の標準メニューである。
http://www.nobetech-mag.jp/lecturer/%E8%BE%9B%E5%9D%8A%E3%80%80%E6%B2%BB%E9%83%8E/
ところが、内容は明らかに違った。
どうやら、辛坊氏には熱烈なファンがいる一方、熱烈な(?) クレーマーもいて、講演会でトラブることがあるらしい。そうなっても日本生命の責任でないのだがイメージは悪化する、また、熱烈な(?)クレーマーの(保険の)顧客を失いたくない。このような配慮が働いてか、「日本の政治の話をしてくれるな」との要望があったらしい。しかし、これは、講演「時代を読み解く~正しい判断は正しい情報から~」の要だろう。無料だから許されたのだろうが、有料なら「金返せ」となってもおかしくない。それでも、話を無難にまとめるのが、流石のプロ。保険の必要性も巧みに織り交ぜながら、会場を沸かせた。
講演の始まる前、いつものようにメモをする準備をして、ふと気づいたのだが、見渡す限りメモを準備している人は誰もいない。聴衆のほとんどは、私のお兄さん・お姉さんの世代である。また、無料の講演である。そういう1000名の聴衆にメモをとらせるような話をしたら、それは多分、プロとして失格なのだろう(2度と呼んでもらえなくなる)。
話の内容は、一般論はほとんどなく、氏の経験に基づく話が多く、だから、訴える力が強いのだろう。
最後に、自身のヨット遭難事故について語った。
事故の概要:https://matome.naver.jp/odai/2137178616896697301
これには、批判もある。
http://biz-journal.jp/2017/04/post_18640.html
私も、太平洋横断企画自体は好ましくなかったと思う。ただ、これは起こってしまった事故である。そこで何があったのか、何を学んだかを伝えるのは、報道者としての一つの責任の取り方でもあるのではないか。
ただ、講演で感謝の言葉はあったが、謝罪の言葉はなかった。
そうでないと、やっていけないのかもしれない。
それはさておき、「1000人を相手に、どのように何を話せばよいか」を学ぶ機会だと捉えれば、とても参考になる講演会であった。
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