【 読書 ・ 100分de名著 】みすゞはスペイン風邪の世界的パンデミックと大量死、関東大震災の時代に生き、人の儚い死を見つめていた。苦境の中でみすゞが真剣に向き合った人間の「孤独」と「死」、「希望の喪失」を描いた詩を読解する。
第3回 24日放送/ 26日再放送
タイトル: 「孤独」と「死」をみつめて - 童謡詩の衰退
時代の流れの中で、童謡詩を載せた雑誌は次々に廃刊。みすゞは発表の場を失う。そこで詩集刊行の望みをかけ、512作の詩を、西條八十と、東京で編集者として働く弟・雅輔に送るが、願いはかなえられなかった。みすゞにとって詩と表現は、自らを生かす希望の力だった。その希望が失われ、さらに結婚生活の不幸、健康の問題も重なり、みすゞは自ら死を選ぶ。またみすゞはスペイン風邪の世界的パンデミックと大量死、関東大震災の時代に生き、人の儚い死を見つめていた。第三回は、苦境の中でみすゞが真剣に向き合った人間の「孤独」と「死」、「希望の喪失」を描いた詩を読解する。
https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/blog/bl/pEwB9LAbAN/bp/pQWV2jMAyN/
【テキストの項目】
(1)
投稿欄での競争
(2)
投稿家たちとの交流
(3)
詩集が出ない苦悩
(4)
籠に自分から閉じこもる「私」
(5)
大正15年、みすゞの結婚
(6)
「童話」の廃刊
(7)
雅輔の上京、八十の転身
(8)
みすゞの諦観
(9)
時代の変化を感じて
(10)
近代人の癒しがたい孤独
(11)
八十と雅輔に託した思い
(12)
昭和5年、みすずの自死
(13)
自死前日の写真撮影
(14)
八十による追悼
<出典>
松本侑子(2022/1)、金子みすゞ詩集『、100分de名著、NHKテキスト(NHK出版)
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