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2020年6月28日日曜日

(2013)  玉城知事の平和宣言 / 沖縄全戦没者追悼式(1)


◆ 最新投稿情報
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(K1154)  アンチ・エイジングとナチュラル・エイジング(2) / 自立期と仕上期との間にて(10) <自立期~仕上期>
http://kagayakiken.blogspot.com/2020/06/k1154-210.html
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沖縄全戦没者追悼式での玉城県知事の「平和宣言」は、何物なのか? 看板は、~ 「慰霊の日」を迎えるに当たり、全戦没者のみ霊に対し、謹んで哀悼の誠をささげます ~ 中身は自己主張のみ。死者に対する冒涜と思う
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 沖縄全戦没者追悼式での玉城知事の平和宣言(要旨)を読んで、唖然とした。
===== 引用はじめ
 戦争終結75年を迎えようとする今日、私たちは平和を希求する「沖縄のこころ・チムグクル」を世界に発信し、共有することを呼び掛ける。
 戦後75年の現在も国土面積の約06%に米軍専用施設の約70.3%が集中し、米軍人らによる事件・事故や航空機騒音は県民生活に多大な影響を及ばしている。名護市辺野古で進む新基地建設の場所、大浦湾周辺の海や、ヤンバルの森もウチナーンチュのかけがえのない財産。次世代に残すため、責任を持って考えることが重要だ。
 沖縄平和賞の第1回受賞者、ペシャワール会の中村哲医師が昨年、アフガニスタンで凶弾に倒れた。私たちは中村先生の「非暴力と無私の奉仕」に共鳴し、平和に生きることとは何かを学んだ。
 新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、人々の命と生活が脅かされ、 経済活動にも甚大な影響が生じている。国際社会が一体となって取り組んでいくことが重要だ。
 私たちはヒロシマ・ナガサキと平和を願う心を共有し、人類が二度と「黒い雨」や「鉄の暴風」を経験することがないよう、心に「平和の火」をともし、尊い誓いを守り続け決意を新たにするこの島が平和交流の拠点となるべく国際平和の実現に貢献する役割を果たしていくため、全身全霊で取り組む。
===== 引用おわり
  全文(動画)は、例えば、
https://www.youtube.com/watch?v=Tl9GrufeA_w


 「沖縄全戦没者」は、全く登場しない。玉城知事の現状認識と思いだけである。

 本日、「慰霊の日」を迎えるに当たり、全戦没者のみ霊に対し、謹んで哀悼の誠をささげます。 ~ と言っているが、「全戦没者のみ霊」がどのような思いをして亡くなったかに無関心。本文を見る限り「哀悼の誠」はどこにも見当たらない。

 この宣言には、別の観点から批判が出ているようだ。
===== 引用はじめ
 名護市辺野古の新基地建設の見直しや断念を求める文言はなく、「表現が後退した」との指摘もくすぶる。
===== 引用おわり
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/590006

 これが「沖縄全戦没者追悼式」なのだろうか。自己主張だけで、追悼の気持ちは何もない。
 私が問題視しているのは、自己主張の内容が正しいか、正しくないかではない。戦没者に失礼この上ない。


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