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2020年6月7日日曜日

(1993)  「誰も間違ってない」(『エール』より)


◆ 最新投稿情報
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(K1134)  外出自粛後の変化 / 外出自粛「仮設生活と似ている」(2) <体の健康>
http://kagayakiken.blogspot.com/2020/06/k1134-2.html
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「誰かが正しくて、他は間違っている」と思い込んではいないか。実際には、「誰も間違っていない」ことが多いのではないか。とは言っても、ビジネスの世界では決めねばならない。が、全てがビジネスの世界ではない
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 NHK連続テレビ小説『エール』に関する記事から引用します。
===== 引用はじめ
 第49話では、それぞれのキャラクターの思いが交錯し、SNSには、視聴者からのさまざまな感想が届いた。公演をやり切りたいと願う音。そんな音に最後まで主役の座を争ったライバルの夏目千鶴子(小南満佑子)は「少しは周りのことも考えて!」と怒りをあらわにした。夫の裕一は音を心配し、二言目には「体は大丈夫?」と気遣う。ツイッターには「誰も間違ってないからこそとても胸がざわざわした回でした」という声も見られた。
===== 引用おわり
 「誰も間違ってないからこそ」という言葉が、印象に残りました。

 一つの場面で、例えば、引用した文では、音、千鶴子、裕一、各々の立場が違うので、「正しさ」が違っています。これは、当たり前のことです。
 とするなら、「どちらが正しいか議論しよう」というのは成り立ちません。正しさは、一つでないし、比べることができないのです。

 何かを決めようとするとき、様々な異なる意見があるのは、健全な状態です。それぞれの立場での正しさが、表明されているからです。

 結論を出すために、一つに決められない状況においても、「誰も間違ってない」から始めよう。そして、相手の意見を打ち負かすために議論するのではなく、それぞれの正しさを、皆で共有するために議論しよう。
 結論を出す限り、結果として、採用されるのは一つだけで、他は退けられることになるのは致し方がない。折衷案は、良いこともあり、悪いこともある。

<出典>
朝ドラ「エール」柴咲コウ演じる双浦環のセリフにネットも共感 「刺さったね」「厳しいけど当然なんだろうなぁ」
https://www.msn.com/ja-jp/entertainment/tv/朝ドラ「エール」柴咲コウ演じる双浦環のセリフにネットも共感-「刺さったね」「厳しいけど当然なんだろうなぁ」/ar-BB150cri?ocid=spartanntp

写真は、
https://www2.nhk.or.jp/archives/comment/index.cgi?v=m&did=D0009051142_00000

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