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2020年6月21日日曜日

(2007)  中途半端な視覚情報が与える影響は、人によって違う / オンライン会議で変わるもの(4)


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オンライン会議の導入で、視覚情報が制限され、「本音の信号」が伝わりにくくなる。影響の大きさと質は、その人のコミュニケーションスタイルに依存する。非言語情報の受発信に長けた「達人」が大きな被害を受ける
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 「オンライン会議」では、視覚情報はあるものの不十分であり、発せられた「本音の信号」の伝わり方は、著しく劣化する。

 会議に出席する人のタイプを、4種類挙げる。

(A) 発信側
 (A-1) 本音の信号を、意識的に発する人
 (A-2) 本音の信号を、無意識に発する人

(B) 受信側
 (B-1) 本音の信号を、受けとめる(真意を察する)人
 (B-2) 本音の信号を、受けとめない(言葉通り理解する)人


 「オンライン会議」が導入され、視覚情報が大幅に制限される状況となって、

1.   大いに悪影響を受けて、困惑する人:
 これまでは人付き合いの達人だったが、オンライン会議になると、その強みを発揮できなくなる。しかし、成功体験が邪魔をし、変わるのは難しい。

1.1.  (A-1) 本音の信号を、意識的に発する人
 本音の信号を意識的に発するのに長けた人である。信号は出すのだが、ラインの向こう側の人は受けとめられなくなる。持っていた技が通用しなくなり、困惑する。環境の変化を意識し、非言語発信から言語発信に切り替えなければ、適応できなくなる。

1.2.  (B-1) 本音の信号を、受けとめる(真意を察する)人
 本音の信号を受けとめ、真意を察するのに長けた人である。真意を察しようとするのだが、視覚情報が減るため、うまくいかなくなる。真意を推測するのだが、情報不足のため、失敗することが増えて、困惑する。環境の変化を意識し、非言語受信から言語受信に切り替えなければ適応できなくなる。

2.   悪影響を受ける人:

2.1.  (A-2) 本音の信号を、無意識に発する人
 本音の信号を無意識に発していたが、これまでは本人の気づかぬままに周囲が真意をくみ取り、対応してくれていた。ところが、オンライン会議になると、周囲が真意を組み取れなくなり、従来のように対処してくれなくなり、困る。本音を言語表現していくことが大切だ。これは、オンライン会議であろうとなかろうと、必要なことである。これまで変われなかったことを考えると、これからも変われない可能性が高い。

3.   逆に、相対的に良くなり、メリットを受ける人:

3.1.  (B-2) 本音の信号を、受けとめない(言葉通り理解する)人
 オンライン会議になっても、この人自体は変わらず、本音の信号を受けとめられない。しかし、周囲の人~本音の信号を、受けとめる(真意を察する)人~のレベルが下がるので、相対的にレベル差が小さくなる。だから、欠点が目立たなくなる。
 さらに、ライン会議の導入により、非言語の情報が通じにくくなるために、言語表現が今後増えていくだろう。この人にとって、環境は改善される。

 続く

<出典> なし。オリジナル


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