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2020年3月16日月曜日

(1909)  感染者も死亡者も少ない台湾(新型コロナウイルス)

 
◆ 最新投稿情報
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(K1050) 「家で死にたい」を叶える在宅医療、普及のカギを握る新職種「PA」とは(5) <臨死期>
http://kagayakiken.blogspot.com/2020/03/k1050pa5.html
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新型コロナウイルスの正体・特性。プリンセス・ダイヤモンド号対応の過程で分かったことが多かった。分からなかった時の対応を、分かってから批判するのは虚しい。ただ、分からないうちから手を打った国もあった
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 栖来(SUMIKI) ひかり さんの記事の引用です。箇条書き形式し、表題を追加しました。
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00838/?pnum=2
 
1.   【先手を打った台湾】先手を打つとはまさに今回の台湾のためにある言葉、というほど台湾政府が対応を急いだのは理由がある。2003年に猛威を振るったSARS70人以上の人命を失った悪夢を、繰り返したくないからだ。
 
2.   【直ぐに取った対策】台湾が取った対策は早期から細やかだが、
2.1.  【渡航禁止】特に中国・香港・マカオからの渡航禁止や、
2.2.  【学校の休校】すべての公立学校の春節休み2週間の延長を早期に決めたのは、
 
3.   【感染確認数も死亡数も一番低い】大きなインパクトがあった。実際36日現在で、主な10の感染国・地域のうち、台湾は感染確認数も死亡数も一番低い。
 
4.   【マスク】
4.1.  【マスクの確保】マスクの買い占めや輸出禁止策・国内マスクの生産ライン増強を図ってマスク量を確保した他、26日以降はマスク購入に実名制を導入し、必要な人に公平に行き渡らせる措置も講じた。
4.2.  【配給型購買システム】デジタル担当の政務委員(閣僚)オードリー・タン(唐鳳)氏をはじめ、シビック・テッカー(テクノロジーを使って社会課題解決をおこなう市民グループ)たちによって作られた全国の薬局マスクマップや保険証との連動による配給型のマスク購買システムは、日本を始め世界のメディアでも称賛された。
 
5.   【法的対応】
5.1.  【産業救済】225日には、ウイルスの感染拡大により打撃を受けた産業を救済するための特別法が可決され、600億元(約2200億円)を上限とする予算が組まれた他、
5.2.  【買占め・転売】マスクなどの防疫物資の買い占めや転売、
5.3.  【デマ拡散】デマの拡散に刑罰が科せられることになった。
 
6.   【横断型組織】力強い対策を進めるのに大きな役割を果たしているのが、移民署・衛生署・交通部など部署を越えて作られた組織横断型の「中央流行疫情指揮中心」(中央伝染病指揮センター)である。
6.1.  【透明性】自身も歯科医師である陳時中衛生部長率いるセンターでは、あらゆる予防と対策を検討しながら毎日記者会見を行い、最新の情報を公開し、透明性を徹底している。
6.2.  【正しく恐れる】早期から「チーム台湾」でウイルスに立ち向かっていく姿を見せて国民に安心を与え、信頼を得ることでパニックを防ぎ、「正しく恐れる」姿勢を保つという好循環を生んだ。
 
 
 「新型コロナウイルスの感染拡大防止、注目される台湾の取り組みとは」(西岡省二)では、「迅速さ」「厳格さ」「最適化」「周知」をキーワードにあげています。
https://news.yahoo.co.jp/byline/nishiokashoji/20200312-00167344/
 
 
 藤波の私見:ただ、台湾で発症が少ないのは、温かさも関係していると思います。クルーズ船から無謀に(と私は思います)下船させた温かいカンボジアでは、その後ニュースに出てきません。イタリアでは、特に北部で広がっています。日本でも、北海道で広がり、(中国人の往来の多い)沖縄で今のところ発症数が少ないです。
 日本でこれから発症数が減っても、温かくなることが影響している可能性があります。温かいうちに徹底的に対策しておかないと、今度の冬に悲惨なことになりかねません。
 
 
【関連記事】
台湾防疫対策 支えた2閣僚   速い決断、IT駆使
産経新聞(2020/02/13)
https://special.sankei.com/a/international/article/20200311/0001.html
 
米台、新型コロナで協力強化 ワクチンや治療薬、共同開発へ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020031500284&g=int

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