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2019年8月30日金曜日

(1711)  なぜ、韓国政府はGSOMIAを破棄したのだろうか?

 
      最新投稿情報
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(K0852) 『ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』(3) / アンドリュース・スコット氏(5) <人生設計>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/08/k0852-10035.html
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相手が不可解な行動をしてきたとき、固まってしまってはいけない。相手が不可解な行動を何故とるのかが分かれば、次の手も考えられる。「何故、韓国政府はGSOMIAを破棄したのだろうか?」を題材とし検討する
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なぜ、韓国政府はGSOMIAを破棄したのだろうか?
https://www.newsweekjapan.jp/kim_m/2019/08/gsomia.php
 
4つの理由を挙げています。
 
(1)  ホワイト国の除外により高まった国民の危機意識への対応
 一番目の理由としては、日本政府が韓国をホワイト国から除外したことが挙げられる。822日に韓国大統領府の金有根・国家安保室第1次長は、「日本政府が貿易管理上の優遇対象国(ホワイト国)から韓国を除外したことにより、両国間の安保協力環境に重大な変化を招いた。このような状況の下では安全保障上で敏感な軍事情報交流を目的に締結した協定を持続させるのは国益に合致しないと判断した」とGSOMIAを破棄する理由を述べた。
 
(2)  次期国会議員選挙への対策
 二番目の理由は、選挙戦略である可能性が高い。 … 文在寅政府や与党は日本に対して強い姿勢を維持することが、来年の国会議員の選挙や政権維持に有利であると判断し、日本とのGSOMIAの破棄に至ったと考えられる。
 
(3)  北朝鮮への配慮
 三番目の理由として考えられるのが北朝鮮に対する配慮である。文在寅政府は、北朝鮮との関係を改善し、経済協力を推進することで、現在、韓国がおかれている経済や外交の問題を解決したいと考えている。 … 日本とのGSOMIA破棄を北朝鮮への関係改善のカードとして提示した可能性が高い。
 
(4)  法務部長官候補のスキャンダルの緩和
 四番目の理由としては、法務部長官(法相)の指名後にスキャンダルが続出している曹国(チョ・グク)ソウル大学教授(以下、曹教授)への国民の関心を緩和させるための戦略である。 … 文在寅政府は日本とのGSOMIA破棄を発表し、曹国司法相候補者に対する世論が悪化する政局を転換させようとしたのではないかという指摘が野党やマスコミから出ている。
 
  そういう面もあるかもしれないが、この説明だけでは、すっきりしません。そう思っていたところ、納得できる別の理由が見つかりました。

 


【軍事ワールド】反日の裏に中国恐怖症 韓国GSOMIA破棄
https://www.sankei.com/west/news/190826/wst1908260024-n1.html
 
 韓国政府が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めた。韓国政府は理由を、「対話を呼びかけたが日本は拒否しただけでなく、韓国の自尊心まで傷つけた」(金鉉宗=キム・ヒョンジョン国家第2次長)と説明したが、米国が協定を継続するよう警告するなかでの破棄は反日だけが理由ではない。その裏には、韓国の「中国恐怖症」がある。

 2017年11月に訪中した康京和(カン・ギョンファ)外相は、屈辱的な要求を飲まされた。それが現在「三不一限」と称されるものだ。
 (1)THAAD追加配備中止(2)ミサイル防衛(MD)不参加(3)韓米日の安保協力を3カ国軍事同盟に発展させない、の3箇条。いずれも中国語表記では不可を意味する「不」が入るため「三不」と呼ばれる。これに「THAADの運用で中国の利益を損なわないよう制限を設けなくてはならない」の「限」を加え三不一限と呼ばれる。

 なかでも(3)の安保協力を軍事同盟に発展させない、という項目は見逃せない。中国から見れば、まさにGSOMIAは「3国軍事同盟」の第一歩であり、看過できるわけがない。
 奇しくもGSOMIA破棄の直前の21日には日中韓外相会談に併せて中韓外相会談も行われた。この話し合いで中韓がGSOMIAについて触れなかったと考えるのは不自然だろう。
 一方、韓国にとって三不一限は屈辱以外の何ものでもない。日本や米国などの第三国との外交について、中国という他国から命令され制御される…。外交権を献上する属国的な行為に見える。「民族の誇り」とは真逆のふるまいだ。
 

  韓国がいかに中国の意のままに動いてきたかは、引用元に詳しく書いてあります

  韓国に「中国恐怖症」があり、「中国から命令されて韓国はGSOMIAを破棄した」という仮説をたてると、この仮説が正しいか否かはさておき、起こっていることを非常にすっきり説明できます

  要因は1つではなく、複数のものが絡まり合っているでしょう。その中には意識しているものもあるが(例えば反日)、無意識のまま強い影響を及ぼしているのが中国恐怖ではないでしょうか。それを意識上にあげたくないのでいつまでも無意識の領域に置いています

  韓国(文政権)は、反日・中国恐怖・自己保身、この三つで動いているように見えます。(口では言っていますが)「韓国を良い国にしたい」という自らの意図を感じ取れません

  まっとうな議論ができない相手にどう対処していくか、韓国と付き合うにはこれに尽きるのではないかとも思ってしまいました。「話せばわかる」が通じない相手もいます

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