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2019年7月30日火曜日

(1680)  日本を発信(1)  Traveling the San’in: Orochi and the Mythical Origins of the Sword

 『[山陰の旅]オロチと日本刀の神話』

      最新投稿情報
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(K0821)  高齢期の引きこもりを考える(5) 居場所の落とし穴 <社会的健康>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/07/k0821-5.html
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 日本刀のルーツを探る「山陰の旅」について紹介しよう。
 
 執筆したのはいずれも英国出身の日本刀専門家、ポール・マーティン氏だ。大英博物館の元学芸員で、現在は、外国人では初の日本刀文化振興協会(NBSK)評議員を務める。ジャポニスム振興会(本願寺)の日本刀文化マイスターにも任命された。
 
 同氏の旅は、神話の舞台となり、「神の国」と呼ばれる山陰地方の島根県にある日本最古の神社のひとつ、出雲大社を訪ねるところから始まる。
 
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 同氏は出雲大社の祭神、大国主神が陰暦十月に合わせて毎年全国から八百万(やおよろず)の神々を集め、歓迎する「神迎祭」に参列した。「式典は日没した直後に火を灯して行われ、神々が海から訪れる道を導く。神々の到着の瞬間が近づくにつれて徐々に緊張感が高まり、太鼓と龍笛で神道音楽が演奏される」と記している。
 さらに、「オロチ」と呼ばれる石見神楽の演目にも立ち会い、「幻想的で、感動的な公演だった」と感想を述べている。
 これは、神スサノオが八頭八尾の龍蛇、ヤマタノオロチと戦い、その尾のひとつから神聖な刀を発見したという物語だ。その刀は、天皇から天皇へと受け継がれ、後に草薙剣(くさなぎのつるぎ)という名前がつけられ三種の神器のひとつになった。


 ヤマタノオロチの尾から刀が発見されたという神話も、鋼鉄や刀の秘密を解くための隠喩(いんゆ)と考えられていると指摘する。
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 第2話で筆者は、伝統的な日本の鉄鋼、「和鉄」の生産拠点だった島根県雲南市周辺を訪ね、鋼を製錬する「たたら吹き」について学ぶ。
 
 最終回の第3話では、鎌倉幕府執権の北条義時との争いに敗れた後鳥羽上皇が島流しとなり、余生を過ごした隠岐島が舞台だ。
 

<原文>
英語は、こちら
日本語は、こちら
 

<出典>
刀と神話、人気の理由は
【JAPAN Forward 日本を発信】 産経新聞(2019/07/29)
https://www.sankei.com/life/news/190729/lif1907290005-n1.html


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