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2019年7月19日金曜日

(1669)  うるさい選挙カーには訳がある / 平等志向の結果

 
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(K0810)  どうする? 増える空き家 <地域の再構築>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/07/k0810.html
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1.   日本の選挙はうるさい

1.1.  選挙カーから名前の連呼
1.2.  外国人ビックリ
1.3.  アメリカでは
 

2.   公職選挙法

2.1.  選挙カーでの選挙運動
2.2.  その他の規制
2.3.  べからず法
 

3.   規制が多いのには理由がある

3.1.  大正時代の普通選挙導入から始まった
3.2.  資金力がなくてもできる選挙活動
3.3.  選挙カーのレンタル代も補助
 

4.   国民的議論が必要

4.1.  規制を少なくする
4.2.  規制をかける
 
 
【展開】
 
1.   日本の選挙はうるさい

1.1.  選挙カーから名前の連呼
 「参議院議員候補、○○でございます。○○、○○、○○をよろしくお願いします」。選挙の“風物詩”ともいえる選挙カー。

1.2.  外国人ビックリ
 「日本人は人の迷惑を気にする人が多いのに、選挙になるとわめき立てる車が走り回っている」。日本の選挙戦を見て驚いた。

1.3.  アメリカでは
 米国では、日本のような選挙カーを見かけることはほとんどなく、候補者や支援者らは主に集会や戸別訪問で政策や支持を訴えている。
 

2.   公職選挙法
 走行中の選挙カーで、日本の候補者たちが名前を連呼するのには理由がある。法律で、それしか認められていないからだ。

2.1.  選挙カーでの選挙運動
 公職選挙法は、選挙カーで選挙運動することは原則禁止で、例外として「選挙運動のための連呼行為をすること」「停止した自動車の上において選挙運動のための演説をすること」だけを認める。つまり、走っている選挙カーでは名前の連呼だけ。車を止めても、その上で演説することしか許されないのだ。

2.2.  その他の規制
 選挙カー以外にも、日本では選挙運動について公選法で細かい規制がある。掲示物もポスターや看板、のぼりは使えるが、ネオンサインは使えない。ポスターや看板も大きさの上限が1センチ単位で定められている。

2.3.  べからず法
 欧米では候補者や支持者が有権者の自宅を訪ねる「戸別訪問」も認められるが、日本では禁止。公選法は「してはならないこと」が多いことから、「べからず法」とも揶揄(やゆ)される。
 

3.   規制が多いのには理由がある
 選挙運動に関する規制が少ないアメリカでは、戸別訪問も含めて候補者は自由度の高い選挙を展開するために、資金力がなければ当選は難しいのが現実。一方の日本には逆に規制を厳しくすることで、多くの人にチャンスを与えようという発想がある。

3.1.  大正時代の普通選挙導入から始まった
 こうした規制は「大正時代の普通選挙導入から始まった」。大正14年、財産による選挙権制限を撤廃する普通選挙法が成立。25歳以上の男性全員が選挙権を持つようになった。

3.2.  資金力がなくてもできる選挙活動
 拡大した有権者を候補者がお金で買収することなどを防ぐ目的で、選挙の規制もあわせて盛り込まれた。戸別訪問などが禁止されたが、その代わり、どんな候補者でも名前を覚えてもらえるように導入されたのが、広い地域を移動しながらアピールできる選挙カーだった。

3.3.  選挙カーのレンタル代も補助
 日本では選挙カーのレンタル代など、選挙にかかる経費の一部は税金から補助されるため、基準を明確化するために規制が細かくなっている側面もある
 

4.   国民的議論が必要
 選挙のあり方について国民的議論が必要だ

4.1.  規制を少なくする
 規制を少なくし自由度を高めるのか

4.2.  規制をかける
 お金がなくても意欲がある人に立候補できるように規制をかけるのか
 


<出典>
選挙カーがうるさい? / 実は平等志向の結果
【参院選2019】 産経新聞(2019/07/17)
【参院選2019】選挙カーから連呼…やむを得ぬ事情って?
https://www.sankei.com/life/news/190717/lif1907170019-n1.html

 

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