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=====(K0178) 趣味 / トライアングル理論(6) <定年後>
http://kagayakiken.blogspot.jp/2017/10/k01786.html
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目標&ポイント
===== 引用はじめ「都市エクイティ」の概念を導入し、まちづくりの目的を明確にする。都市エクイティを高めるには、個々の来訪者の来訪価値を高める必要がある。そのためには、多様な消費者のニーズに応じた、モバイルICTによる現場での意思決定支援が重要となることを議論する。さらに、回遊行動研究を例に、まちづくり政策を科学的に評価する方法の理解を深める。
===== 引用おわり
まちづくりの目的を「まちを一つの事業体としてみて、都市エクイティを最大化すること」と定義する。ここで「都市エクイティ」の定義は、「都市を訪れる来訪者の心の中に醸成される当該都市の魅力資産価値」である。
都市形成システムに力点をおいて、これを言い換えれば、来訪者の来訪価値を最大化することが、まちの価値を最大化することである。
「都市エクイティ」の概念の意義は、これまで曖昧であった、まちづくりの目的を明確にし、まちの価値を計測可能な概念とするとともに、回遊行動マイクロデータに基づくまちの価値の計測を実際に試みることができることを示した点である。さらに、都市エクイティは、資産価値として金額ベースで計測されるので、より費用効果の高い施策の選択が明示的に可能になるはずである。
テキストでは、個々の政策がまちの価値にどのように寄与するか、福岡都市部の天神地区での駐車場政策に関する事例を紹介している。
「第3章 まちづくりの目的」の目次
1. 情報とまちの評価2. 都市エクイティの概念
3. まちづくりの目的
4. まちづくり政策の科学的評価の方法
出典
斎藤参郎、「第3章 まちづくりの目的」、川原靖弘・斎藤参郎、「ソーシャルシティ」、放送大学教材(‘17)
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