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2019年1月3日木曜日

(1472)  マーガレット・ミッチェル「風と共に去りぬ」(1-1) / 100分de名著

 
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(K0613) 「死ぬとき幸福な人」 <臨死期>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/01/k0613.html
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第1回  7日放送/ 9日再放送

  タイトル:一筋縄ではいかない物語
 

【テキストの項目】

(1)   “ジャズ・エイジの申し子”ミッチェル
(2)  モダニズムに背を向けて
(3)  新たなアメリカ南部像の創出
(4)  失恋からスタートする物語
(5)  冒頭一行目でわかる映画との違い
(6)  <タラ>邸の魅力は壮麗さではなく野趣

(7)  「似た者同士」というキーワド
(8)  つながる二人、つながらない二人
(9)  「萌え」文学の源泉
(10)「ミセス・チャールズ・ハミルトンに150ドル。金貨で」
(11)レットがメラニーの目の奥に見たものとは?
(12)文体は最先端、キャラクターは「リユース」
 

【展開】

(1)  “ジャズ・エイジの申し子”ミッチェル
 略
 
(2)  モダニズムに背を向けて
 略
 
(3)  新たなアメリカ南部像の創出
 伝統的な南部小説――南部を称揚するために書かれた、貴族然とした白人富裕層が恋をしたり、英雄的な活躍をしたり … を書くつもりは、ミッチェルには全くありませんでした。
 しかし、映画は、「伝統的な南部」を描いています。
 
(4)  失恋からスタートする物語
 次回に取り上げます
 
(5)  冒頭一行目でわかる映画との違い
 スカーレットの見た目については、映画で彼女を演じたヴィヴィアン・リーのイメージが強烈です。
 しかし、第一巻の一行目は「スカーレット・オハラは実のところ美人ではなかった」から書き出されています。おそらくは正統派美人というよりは、コンパクトグラマーで、ちょっとファニーフェイス気味の魅力的な女の子、というところだと思います。
 
(6)  <タラ>邸の魅力は壮麗さではなく野趣
 スカーレットの実家<タラ>の外観、映画のそれは、… ギリシャ復興様式的な邸宅ですが、実はこれは、ミッチェルが「頼むからこういう豪邸は絶対につくらないでください」とさんざん頼んだものそのままなのです。
 <タラ>は、全編にわたり、スカーレットが思い出す、彼女にとっての原点ともいえる重要な場所なのですが、映画では原作とは全く違うイメージでつくっています。
 「映像が持つ喚起力の強さと競わざるを得ないというのが、文字芸術としての文学の宿命でもあります。」





以後は、次回

(7)  「似た者同士」というキーワド
(8)  つながる二人、つながらない二人
(9)  「萌え」文学の源泉
(10)「ミセス・チャールズ・ハミルトンに150ドル。金貨で」
(11)レットがメラニーの目の奥に見たものとは?
(12)文体は最先端、キャラクターは「リユース」
 


<出典>
鴻巣友季子(2019/1)、マーガレット・ミッチェル「風と共に去りぬ」、100de名著、NHKテキスト(NHK出版)

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