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(K0613) 「死ぬとき幸福な人」 <臨死期>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/01/k0613.html
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第1回 7日放送/ 9日再放送
タイトル:一筋縄ではいかない物語
【テキストの項目】
(1) “ジャズ・エイジの申し子”ミッチェル
(2) モダニズムに背を向けて(3) 新たなアメリカ南部像の創出
(4) 失恋からスタートする物語
(5) 冒頭一行目でわかる映画との違い
(6) <タラ>邸の魅力は壮麗さではなく野趣
(7) 「似た者同士」というキーワド
(8) つながる二人、つながらない二人(9) 「萌え」文学の源泉
(10)「ミセス・チャールズ・ハミルトンに150ドル。金貨で」
(11)レットがメラニーの目の奥に見たものとは?
(12)文体は最先端、キャラクターは「リユース」
【展開】
(1) “ジャズ・エイジの申し子”ミッチェル
略(2) モダニズムに背を向けて
略
(3) 新たなアメリカ南部像の創出
伝統的な南部小説――南部を称揚するために書かれた、貴族然とした白人富裕層が恋をしたり、英雄的な活躍をしたり … を書くつもりは、ミッチェルには全くありませんでした。
しかし、映画は、「伝統的な南部」を描いています。
(4) 失恋からスタートする物語
次回に取り上げます
(5) 冒頭一行目でわかる映画との違い
スカーレットの見た目については、映画で彼女を演じたヴィヴィアン・リーのイメージが強烈です。
しかし、第一巻の一行目は「スカーレット・オハラは実のところ美人ではなかった」から書き出されています。おそらくは正統派美人というよりは、コンパクトグラマーで、ちょっとファニーフェイス気味の魅力的な女の子、というところだと思います。
(6) <タラ>邸の魅力は壮麗さではなく野趣
スカーレットの実家<タラ>の外観、映画のそれは、… ギリシャ復興様式的な邸宅ですが、実はこれは、ミッチェルが「頼むからこういう豪邸は絶対につくらないでください」とさんざん頼んだものそのままなのです。
<タラ>は、全編にわたり、スカーレットが思い出す、彼女にとっての原点ともいえる重要な場所なのですが、映画では原作とは全く違うイメージでつくっています。
「映像が持つ喚起力の強さと競わざるを得ないというのが、文字芸術としての文学の宿命でもあります。」
以後は、次回
(7) 「似た者同士」というキーワド
(8) つながる二人、つながらない二人(9) 「萌え」文学の源泉
(10)「ミセス・チャールズ・ハミルトンに150ドル。金貨で」
(11)レットがメラニーの目の奥に見たものとは?
(12)文体は最先端、キャラクターは「リユース」
<出典>
鴻巣友季子(2019/1)、マーガレット・ミッチェル「風と共に去りぬ」、100分de名著、NHKテキスト(NHK出版)
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