(1205) 「あなたの敵を愛しなさい」(曽野綾子さんの意外な説明)
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=====(K0346) ある老健の試み(上) <自立>
http://kagayakiken.blogspot.jp/2018/04/k0346.html
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「あなたの敵を愛しなさい」という言葉は、私も知っている。しかし、そう簡単にできそうにはない。クリスチャンが何故、こんなに難しいことができるのか、以前から不思議だった。
曽野綾子さんの文章。
===== 引用はじめ何十年前に、聖書を少しまじめ読んだ時、新たな発見が幾つもあった。
その一つは、「あなたの敵を愛しなさい」という命令である。確かに、敵を愛せば、戦いは回避できるのだが、だからといって、敵をにわかに好きになれるものではない。
===== 引用おわり
思わず、「そだねー」(笑)
文章は続く。
===== 引用はじめ
しかしよく読むと聖書は、敵だった相手を、心から好きになれ、と命じているのではない。たとえ心の中では、今までと同じように憎悪が残っていようと、行動において、相手が好きである場合と同じようにせよ、ということだ。
===== 引用おわり
言っていることは分かる。
文章は続く。
===== 引用はじめ
それを聞いて、私は心が楽になった。つまり心理の実態と表現は、乖離していることを許されるのである。===== 引用おわり
再び、「そだねー」(笑) と一瞬、心の中で言ったが、
しかしながら、そうすると、別の深刻な問題が起こってきてしまう。
「心理の実態と表現は、乖離している」と表現に言及すると、ひらたく言うと、嘘をつくということになる。キリスト教は嘘をつくことを許しているのだろうか
続く。
出典
曽野綾子、子供に必要な「嘘」の教育、【小さな親切、大きなお世話】、産経新聞(2018/04/09)
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