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2017年11月26日日曜日

(1069)  ソーシャルグラフの活用とSNS / 「ソーシャルシティ」(6) (放送大学)


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(K0210) 「認知症観を転換」しよう / 認知症観の転換(2) <脳の健康>
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  第6章 ソーシャルグラフの活用とSNS
 

1. ソーシャルコミュニティの形成
 

(1) 広告ではなく「知人からのアドバイス」として情報を届ける

 友人・家族からの推薦であれば広告を信用する、また義理も手伝い目を通すという人の割合は実に8割を超えている。そのような影響力を持つ知人のことを「インフルエンサー」と呼び、インフルエンサー当人の与信をともなったかたちでターゲット消費者へ情報を届けることで、単なる情報の認知にとどまらず、強い関心を抱かせることも可能になる。
 

(2) Web空間における双方向コミュニケーション

 近年のコミュニケーション環境を一変させたのはSNSの大衆化によるインターネット上での双方向コミュニケーションの拡大である。

 そのような中で、情報の通路をつくり、従来の非対称性を排除することをビジネスモデルの源泉とする「民主主義モデル」とも呼ばれる一部の事業者たちは、SNS世代である若年層を中心に消費者の圧倒的な支持を得て事業領域を拡大させている。
 

(3) SNSの成り立ちとソーシャルグラフの誕生

 SNSでは、参加の条件として既存の会員からの招待が必要で、リンクを張るためにユーザー同士の相互承認プロセスを経る。ここで構築された知人関係のネットワーク=「ソーシャルグラフ」をコミュニケーションに活用するサービスが急速に成長した。

 

2. 人間関係の可視化に向けて


(1) FacebookTwitterの登場とソーシャコミュニティ

 FacebookTwitterで代表されるSNSだが、個人の持つリソースをマッチングするサービスも広義のSNSと言える。

  ソーシャルグラフを活用し、よりコミュニケーション志向を強めたフリーマーケット型の売買仲介アプリ
自家用車の運転手とタクシー利用希望者をマッチングするUber
  自宅を宿泊場所として提供する人とその利用者をマッチングするAirbnb

実空間とSNSを組み合わせたサービスが増加する傾向にある。

 
(2) 実空間における双方向コミュニケーションのありかた

 来街者の双方向型コミュニケーション環境が整備されたソーシャルシティとして、「グランドフロント大阪」は、まちのファン形成に成功した。

  SNSやスマートフォンの普及を捉えたICT利活用策によりまちと来街者、来街者同士の新たな交流を育む「コンパスサービス」
  多様な人々の夢を叶える地域サークル活動を支援する目的で運営される「ソシオ制度」

 
(3) グランフロント大阪「コンパスサービス」の特徴

 ITによるコンパスサービスと「ヒト」中心のソシオ活動で情報がうまく循環する仕組みを実践している。

 

出典:
鈴木淳一、「第6章 ソーシャルグラフの活用とSNS」、川原靖弘・斎藤参郎、「ソーシャルシティ」、放送大学教材(‘17)


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