(914) 行為の意味
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===== 引用はじめ
行為の意味
――― あなたの<こころ>はどんな形ですか
と ひとに聞かれても答えようがない
自分にも他人にも<こころ>は見えない
けれど ほんとうに見えないのであろうか
確かに<こころ>はだれにも見えない
けれど<こころづかい>は見えるのだそれは 人に対する積極的な行為だから
同じように胸の中の<思い>は見えない
けれど<思いやり>は誰にでも見えるそれも人に対する積極的な行為なのだから
あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき<心>も<思い>も 初めて美しく生きる
―――― それは 人が人として生きることだ
===== おわり
宮澤章二、「行為の意味」、ごま書房、2010年7月http://acore-omiya.net/?eid=259
どこかで聞いたことがあるなと思っていたら、
東日本大震災後、ACジャパンの意見広告として流されていたものだhttps://www.ad-c.or.jp/
見えない<こころ><思い>ではなく、
見える<こころづかい><思いやり>が大切。だから「行為にしなさい」
… というのが、普通の受け止め方かなと思うが、
私は、違う受け止め方をした。
「行為にする」ではなく
「(おのずから)行為になる」ではないか。
せねばならぬとして行為する
… それは道徳だと思うせざるを得なく行為する
… これがボランティアだと思う。
二つの力が働く
・ 肯定的な推進力である「ここが動かされた」・ 否定的な抑止力
「行為にならない」のは、抑止力が推進力より強い時だろう。
「困っている人を助けるのは当たり前」の世界では、抑止力が小さくなっていると思う。
現在の日本では、なぜか抑止力が大きくなっているように思える。
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