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2017年5月4日木曜日

(863) 序論 仏教の成立と広がり / 仏教と儒教(1)


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 本授業においては、日本思想史に関して、主に仏教と儒教の歴史を中心に学んでいく。初めに、日本の仏教思想の歴史を学ぶにあたり、本章では仏教および日本仏教の概要について紹介する。

 まず日本仏教を学ぶ意義について触れ、

 その後、インド・中国における仏教の歩みを簡単にふり返り、そして日本仏教全体の形成過程とその特質について概観する。これらによって、仏教、とりわけ日本に伝わった大乗仏教はどのような特質を持つ思想であるかを了解することを目標とする。

 最後に、日本仏教独自の特徴について述べ、日本仏教の仏教全体における位置についての理解を深めることをめざす。

 

 日本仏教の思想を学ぶ意義

 インド仏教の歴史

 中国・日本の仏教の概観

 日本仏教の特質

最後に、日本仏教の歴史を学ぶ意義についてまとめる。

 

 
<各論>

 日本仏教の思想を学ぶ意義

最後にまとめる

 
 インド仏教の歴史

釈迦以降の流れを追うと、「般若経」「法華経」「華厳経」「無量寿経」「中観派と瑜伽行派」となる

 
 中国・日本の仏教の概観

中国への仏教の公伝は、67年のことという。日本に仏教が公伝したのは、538年とされる。

日本の仏教の流れを追うと、「南都六宗」「天台宗と真言宗」「法然と親鸞」「禅宗」「日蓮宗」となり、近世・近代の仏教へと連なる

 
 日本仏教の特質

おおまかには、奈良時代の仏教は「学問仏教」、平安時代の仏教は「学問と実践の仏教」、鎌倉時代の仏教は「実践の仏教」と見ることができる

 
 
最後に、日本仏教の歴史を学ぶ意義についてまとめる。

   仏教の最高度に発展した思想を学ぶなかで、日本人のものの見方・考え方の基本や特質を理解するとともに、自己という存在の深い了解を得る

   私たちがいつも呼吸している日本文化の背景を知ることによって、文学・芸術・歴史等へのより深いアプローチが可能となり、豊かな人生を実現する

   幅広い知識を得ることによって、環境問題や共生の問題等、現代社会に横たわっているさまざまな問題について、借り物でない、地に根ざした立場から考察していく基盤を形成することができる

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