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2020年12月7日月曜日

(2176) 「小学生」は二つしか世界をもっていない / 小学生「憧れの人物」(2)

 

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(K1317)  コロナ死者、高齢や基礎疾患がリスク / 大阪市コロナ死者データ <体の健康>

http://kagayakiken.blogspot.com/2020/12/k1317.html

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身近な大人以外の実在の人物に、憧れる人がいない。存命中の人物にも、歴史上の人物にも、憧れる人がいない。イチロー/錦織圭/澤穂希、あるいは、坂本龍馬/野口英世/マザー・テレサといった人たちは出てこない

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 ベネッセコーポレーションが全国の小学生会員7661人に実施した意識調査で、「憧れの人物」を尋ねた結果「鬼滅の刃」の登場キャラクター7人がトップ10入りした。

 他の3人は、お母さん、先生、お父さんであり、「身近な大人」と括れるだろう。

 

 小学生が憧れる人を選ぶとき、「鬼滅の刃」と「身近な大人」の二つジャンルから選び、他から選んでいない。つまり、かれらには二つの世界しか持っていないのである。

 

 二つの世界以外とは。どんな世界か。

 まず、先輩や同年代の友だちの世界がない。小学生から両親や先生の年代に到る間に憧れる人がいない。

 次に、身近な大人以外の実在の人物に、憧れる人がいない。存命中の人物にも、歴史上の人物にも、憧れる人がいない。イチロー/錦織圭/澤穂希、あるいは、坂本龍馬/野口英世/マザー・テレサといった人たちは、出てこない。

 

 調査対象になった進研ゼミの子供たちは、勉強に忙しく、伝記などを読む暇もなく、自宅、学校、進学塾といった世界しかないのではないか。

 

 憧れの人はロールモデルになる。これから成人し、社会人となっていく彼らに、ロールモデルがないことになる。このままで、大丈夫だろうか。

 「ロールモデル」とは、自分にとって、具体的な行動や考え方の模範となる人物のこと。 人は誰でも無意識のうちに「あの人のようになりたい」というロールモデルを選び、その影響を受けながら成長するといわれます(コトバンク)。

 

<出典>

https://times.abema.tv/news-article/8636333



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