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(K0905) 9割が望んでも穏やかに死ねるのは1割しかいない / 平穏死(A-3)<臨死期>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/10/k0905a-3.html
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力自慢の単なる押し合いのように見えるが、ラグビーのスクラムはよく見ると面白い。「おしくらまんじゅう」「相撲のがぶり寄り」「綱引き」「ボート競技(エイト)」と比べてながら「ラグビーのスクラム」を考える☆☆
ラグビーの話題が続いていますが、気の乗ったところでまた書きます。スクラムは単なる押し合いに見えるけれど、よく見るととても興味深いことをしています。私はラグビーの経験はなく、素人目で恐縮ですが、書いてみます。
1. おしくらまんじゅう
2. ラグビーのスクラム
2.1. 二段階になっていた
2.2. 一段階目
2.3. 二段階目
2.4. ラグビーのモール
3. 相撲のがぶり寄り
4. 綱引き
5. ボート競技(エイト)
【展開】
1. おしくらまんじゅう
押すといえば「おしくらまんじゅう、押されて泣くな」。これと比較すると、ラグビーのスクラムの特徴が見えてきます。
(1) エネルギー発散・温まる・スキンシップ・楽しむ ←→ 試合に勝つ(2) 一人一人が押す ←→ チームで押す
(3) 押す方向が定まらないのが楽しい ←→ 押す方向がはっきりしている
「試合に勝つために、チーム一丸となって、相手をまっすぐ押す」のが、ラグビーのスクラムだと考えました。
添付写真は、
https://www.youtube.com/watch?v=kuW3U6y1-hM
2.
ラグビーのスクラム
2.1. 二段階になっていた
日本の押し方は、二段階になっていました。①相手が押して来るのを押されないように支える・押してはいかない。②次に押し返していく。例外が二つありました。アイルランド戦のファーストスクラムは、日本の1番稲垣が押し相手が引いたために、スクラムがまわり反則をとられたが、二回目からは修正して押し勝ちました。南アフリカ戦のファーストスクラムは、一段階目で相手のプレッシャーを支え切れず、一気に押されました。
2.2. 一段階目
押すよりも、押されないようにする方が技術的には難しくないと思います。自分が下がらないように押された分だけ押し返します。味方の他の人と同調しようと意識する必要はなく、各々が自分の位置を守って下がらないようにすれば、守る側の力が自ずと同調するのだと思います。
アイルランド戦の稲垣は、前の相手が思ったほど押し返さなかったので、「前に出てしまった」のだと思います。南アフリカ戦では、一気に相手の強力な押しがあり、一段階目の「下がらない」を維持できなかったのでしょう。
2.3. 二段階目
一段階で相手の押しを支え切った後、二段階目で押し返しますが、ずっと押しているのではなく、8人で一斉に押し、少し止まって、また一斉に押すという押し方をしていました。見ていると、相撲で言う「がぶり寄り」に似ていました。違うのは、相撲は一人で寄るが、ラグビーでは8人が同期しながら押すということです。
添付写真は、
https://rugbyjapan365.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8/%E3%80%8C%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AF%E7%9B%B8%E6%89%8B%E3%82%88%E3%82%8A%E3%82%82%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%8C%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%92%E7%B5%84%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%8C%E5%A4%A7%E4%BA%8B%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%82%8B%E3%80%8D%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%83%BB%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E6%85%8E%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%81
2.4. ラグビーのモール
南アフリカ戦では、スクラムでも負けていたが、モールはさらに圧倒され、明らかな敗因となりました。どちらも押しますが、スクラムとモールは何が違うのでしょうか。
一つは配置。スクラムでは形が決まっていて、誰がどこにいるかも決まっています。この固定した配置で力を揃える練習をしてきました。でも、モールでの配置は、たまたまそこにいた人で押します。
もう一つは初期状態。スクラムでは、止まった状態から始まり(「クラウチ crouch」「バインド 「セット set」)、更に日本チームは、第一段階でしっかり止めます。しかし、モールでは南アフリカの集まりが早く、あっという間に動く始めます。後ろずさりしながら止めるのは、そうとうの力がいります。人数をかけて止めると、ライン攻撃に備える守備陣が薄くなります。
3.
相撲のがぶり寄り
「がぶり寄りは相手の廻しを自分の方へ引き付けて腰を上下に揺り動かしながら寄り進むことである。寄り進むうちに相手の腰が浮き自身の腰が相手より低くなる形が理想型とされる」(Wikipedia 「寄り」)。
間欠的に押していくところは、見ていて共通点があります。ただ、がぶり寄りには上下動があり相手の腰を浮かせようとするが、スクラムで上下の要素があるかどうかは経験が無いので分かりません。「スクラム」and「がぶり寄り」のキーワードでGoogle検索しましたが、ヒットしませんでした。「スクラム」と「がぶり寄り」が似ているというのは、定説にはなっていないようです。
添付写真は、
https://www.youtube.com/watch?v=7tRhI6hXUxg
4.
綱引き
国家公務員と民間企業人の合同研修の時の私(=藤波)の経験です。グループに分かれて綱引き大会をしました。自衛官の指導するチームが、常に大勝しました。体力差はなかったと思います。闇雲に引くのではなく、相手に引かせて踏ん張った後、一気に、皆が一斉に波状的に引くのです。
引くと押すは違うが、ラグビーのスクラムで押すときも、同じだと思います。添付写真は、
https://kohiyama-ayumu.com/blog/zennihontsunahiki/
「スクラム」 and 「綱引き」でGoogle検索すると、一件だけヒットしました。
https://news.livedoor.com/「スクラム」をどう伝えるか%E3%80%80気付いた綱引きとの共通項%E3%80%80運動会で試したら…/article/detail/17185634/
5.
ボート競技(エイト)
少し私(=藤波)も経験があります。初心者として練習していたのですが、ある瞬間で急にオールが軽くなり、スムーズにボートが滑り出しました。舵取りと漕ぎ手の9人が完全にシンクロしてはじめて可能になるものです。
ラグビーのスクラムで押すときも、同じだと思います。添付写真は、
https://www.chuden.co.jp/corporate/activity/sports/boat/boat_about/index.html
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