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2019年10月6日日曜日

(1748)  RWC日本チームのラインディフェンスと群制御

 
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(K0889)  阪神・淡路大震災の経験と教訓 <地域の再構築>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/10/k0889.html
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ラグビーワールドカップ(RWC)で日本の躍進が続いている。サモア戦の4トライは、守備あってのものだったと思った。リーダの指示なく(指示を待っていたのでは遅すぎず)できている。「ワンチーム」ラグビーだ
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 ラグビーワールドカップ2019の日本対サモアを観戦しながら、「奇跡のレッスン 女子サッカー編」を思い出していた。

 「4年前にできたばかりの新しい部活動。ほとんどの部員が中学に入ってサッカーを始めた初心者で、技術力も結束力も乏しく、現チーム発足以降、一度も勝ったことがない」チームを、「最強コーチ」モニカ・シュターブさんが特別レッスン。2017年4月11日から19日に行われた。
 着目点の一つが、「みんながボールに集まってしまう、いわゆる“団子サッカー”」を解消すること。バックスの子をひもで結んで、その間隔を保つように指導していた。
https://www.tvu.co.jp/program/201706_wonderlesson/
 

 ラグビーのボールの争奪戦をしている後ろに、両チームのバックスが各々一列に並んでいる。ボールを支配しているチームは、ボールが出てきたときに相手のディフェンス突破するチャンスをうかがう。ボールを支配されているチームは、相手の突破を阻止しようとする。ボールを奪い合っている間はバックスの位置関係はほぼ静止しているが、ボールが動き出すと一気に体系が変化していく。日本チームが守っている時の、その変化が素晴らしい。
 
 相手チームは、横後ろにパスを送りながら突破を図るか、パスすると見せかけて自ら突破しようとする。パスするときは、隣にパスすることがあるし、飛び越えてパスすることもあるし、その位置でパスすることも、今までとは逆方向にパスすることもある。どうしてくるか分からないままに、ボールが直近にない守備の選手は、ボールと相手の動きを見ながら自らの位置を修正する。その修正は個々人で行うが、複数のバックスの位置取りが同期していないと、その隙間を突破される。
 

 これは制御論で言えば、「群行動アルゴリズム」である。「このような機能を実現する手段として,自然界で見られる群行動という現象を参考にしたアルゴリズムが提案されています. 鳥や魚の群れには各個体に指示を出す特定のリーダが存在せず,各個体が自分の周囲の仲間との距離や速度を調整しながら移動しているだけにも関わらず,互いに衝突したり群れが分裂することなく,群れの形状を柔軟に変形させて障害物を回避しながら移動する様子が観察されており,このような現象が群行動と呼ばれています.」。
http://www.mechatronics.me.kyoto-u.ac.jp/modules/kenkyu/index.php?content_id=25
 

 ラグビー日本チームのバックスは、これをしている。感激ものだ。
 サモア戦の日本チームは、1トライを許したものの、ほとんどは攻撃を食い止め、相手が反則をするまで持ちこたえていた。「美しい」とさえ思える戦いだった。ボールを奪い返せば、次に攻撃ができる。
 
 
 対サモア戦の画像をインターネットで探したが、ハイライトで出てくるのは攻撃している場面ばかりだ。
 
 私は、普通の人とは違う所を見ているようだ。、
 

<出典>
ラインディフェンス
https://www.youtube.com/watch?v=bzLVMXxYItQ
 
RUGBY NIWAKA DE GOMEN
https://mr-design.jp/works/5578/


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