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(K0882) それでも長寿を目標にするのか <定年後>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/09/k0882.html
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「誠というものは言葉に表わし得べきものでない」。「至誠」―至上の誠実―は、西田における哲学の根本問題といってよい。言葉によって語ることはできず、ただ、人の心の底から底へと静かに伝わる何ものかである☆☆☆☆☆
「100分de名著」 西田幾多郎『善の研究』が、10月7日(月)から始まります。Eテレ。
放映は、 月曜日 午後 10:25~10:50再放送は、 水曜日 午前 05:30~05:55
及び 午後 00:00~00:25
講師は、若松英輔(批評家、東京工業大学教授)
<全4回のシリーズ> いずれも10月
【はじめに】 名著を読む真の意味
第1回 7日放送/ 9日再放送
タイトル: 生きることの「問い」
第2回 14日放送/ 16日再放送
タイトル: 「善」とは何か
第3回 21日放送/ 23日再放送
タイトル: 「純粋経験」と「実在」
第4回 28日放送/ 30日再放送
タイトル: 「生」と「死」を超えて
【はじめに】 名著を読む真の意味
西田は哲学を単に輸入するだけでなく、「哲学」という場において東洋的な叡知が開花する可能性を探ります。「『善の研究』の出現によって、西洋哲学に引けをとることのない哲学的探求の場が日本に開かれた」。
西洋哲学が、論理で証明しようとするのに対して、西田は「直観」あるいは「直覚」の意義を説きます。西洋哲学が、言語による証明に重きを置くのに対して、西田は非言語的なものによっても存在を認識できるといいます。
『善の研究』を読もうとする私たちも「あたま」たけでなく「こころ」で、さらには「いのち」で「読む」ことが求められているようです。
名著を読む、真の意味は、言葉という扉を開け、書き手と時空を超えて対話することにほかなりません。
<出典>
若松英輔(2019/10)、西田幾多郎『善の研究』、100分de名著、NHKテキスト(NHK出版)
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