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2019年9月23日月曜日

(1734)  ラグビー観戦を楽しむ三つのヒント

 
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(K0875)  高齢化が進んでも希望が持てる街に <地域の再構築>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/09/k0875.html
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ラグビーはどんなスポーツかを知っていると、見ていても楽しくなる。そのために役立つ記事を紹介する。背番号とポジション(役割)とがある。役割をどう働かせて勝利に結びつけるか。それを体で表現するスポーツ
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 以前にも紹介したと思いますが、次の記事がとってもいいです。
『誤解されがちな「One for all, All for one」の本当の意味』
https://note.mu/ss_morioka/n/n8d4e9222f517
 
 ラグビーはあまり知らないが、面白そうだなと思った人は、読んでみてください。そこに書かれていることが、ゲームの中でいかに実現されているかを見る、という観点で試合を観ると面白さが何倍も増えます。折角日本でワールドカップを開催しているのだから、その間に是非。なお、筆者は「ラクビーで学んだこれらのことが、今、僕の仕事をする上での考え方の礎になってます」と書いています。お仕事にも役立つと思いますよ。
 
 
 ポイントだけ紹介すると、

(1)  それぞれのポジションでファンクション(機能、ミッション)が分類されており、そのポジションの人が自分の役割を果たさないと、トライが取れないスポーツなのです

(2)  One for all, All for one」の意味は、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」ではありません

(3)  ラグビーというスポーツは、攻撃をする際、サインがでて全員がそのサイン通りの動きをします。サインはトライを取るために出すので、理論的にはサイン通りに全員がプレーすれば必ずトライが取れます。 ―― が、これが現実では取れません
 

【展開】

(1)  それぞれのポジションでファンクション(機能、ミッション)が分類されており、そのポジションの人が自分の役割を果たさないと、トライが取れないスポーツなのです

 (1732)に示した一つ目の絵(再録します)、少し大変かと思いますが、これを覚えると、ラグビー観戦が一気に面白くなります。その際、番号も必ず一緒に覚えてください。
 ラグビーで出場できるのは15人で、原則としてこの人たちは115の背番号をつけています。この背番号は説明図の番号と一致します。
 例えば、背番号9の選手がいたら、「この人はスクラムハーフで、密集プレーから最初にボールを展開する役割の人で、俊敏で小柄な選手が多い」と思い出せたら面白くなります。ゴチャゴチャ?ボールの取り合いをしているとき、8番、9番、10番が目立ちます。また、大きくボールをけり込まれたときは、先ず15番が目立ちます。その後、12番や13番にボールがわたり、仕上げは11番や14番です。3トライした松島は、この試合では14番でした。また、ラインアウトでボールを投げ込むのが2番で、受け取るのが4番か5番です。
 リザーブの選手が入ってくると、背番号は16以上で、役割は背番号だけでは、よく分かりません。そこが面白いのです。「この20番は、いったいどういう役割の人か」謎解きしながら見るのも楽しみの一つです。
 

(2)  One for all, All for one」の意味は、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」ではない

 本当の意味は、「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」です。一つの目的とは、ゴールです。
 「一人はみんなのために、みんなは一人のために」は、美しい言葉ですが、実践には役に立たず、捨てなければいけない言葉です。勝ちたければ、「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」でなければなりません。勝つために最善を尽くそうとするとすることを通じて、チームプレーが展開されます。
 「一人はみんなのために、みんなは一人のために」は保険会社のキャッチフレーズで、ラグビーの格言ではありません。福祉や災害支援でも使われるようですが、勝ち負けの世界ではないので「一人はみんなのために、みんなは一人のために」でよいのです。ただ、何かをやり遂げようと言う場面では、福祉であっても「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」に立ち返らないと成就しません。
 

(3)  ラグビーというスポーツは、攻撃をする際、サインがでて全員がそのサイン通りの動きをします。サインはトライを取るために出すので、理論的にはサイン通りに全員がプレーすれば必ずトライが取れます。 ―― が、これが現実では取れない。

 印象的な場面がありました。ボールを奪い返してゴールに向かって走る、捕まりそうになって、伴走していた選手にボールをパス、その選手かトライを決めたのですが、その背番号が5でした。
 知識がない人は「点を取った」で終わりです。でも、背番号5は、ロックの背番号で、この人は本来「チーム屈指の高身長。ラインアウトのジャンパー役」なのです。つまり、本来の役割とは全然違うことをしています。だから「あっ凄いことやったね」と感動できるのです。
 ラグビーは、観ている人に感動を与えるばかりでなく、その考え・姿勢はビジネスでも使える、とても実践的なスポーツです。
 でも、怖そうなので、自分ではしません(笑)というか、できません。救急車のお世話なってしまいそうです。観戦だけにしておきます。
 

<出典>
 添付図は、産経新聞(2019/09/20)から

 

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