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2016年12月26日月曜日

(734) 『三四郎』/ 夏目漱石没後“ちょうど”100年スペシャル



20161221日(水) BS朝日 放映済み

夏目漱石没後“ちょうど”100年スペシャル
人間・漱石と名作~漱石ゆかりの地・熊本の復興を願って~


  2時間スペシャルで放映開始時刻が午後9時だった。

録画の開始時刻を変更していなかったので、視聴できたのは、後半のみ。

 

『三四郎』の各々の登場人物には、モデルがある。

  三四郎は、漱石の弟子である小宮豊隆がモデルである

  三四郎の憧れの女性美禰子は、漱石の弟子である森田草平と心中未遂事件を起こした、婦人運動家平塚雷鳥がモデルである

  三四郎の同郷の先輩野々宮のモデルは、弟子である、物理学者の寺田寅彦である

 
夏目漱石は、寺田虎彦から物理的な知見を聞き、一度聞いただけで正確に小説に織り込んだという。

 

『三四郎』あらすじ

===== 引用 はじめ

福岡県京都郡真崎村(架空の村、豊津町近郊の農村)で生まれ育ち、熊本の高等学校(第五高等学校)を卒業して上京。道中、三四郎は京都で同乗した女性と名古屋で一泊する時、間違って同室になるのだが、床が敷かれるなり三四郎は自分なりに気を使ったつもりだが、お陰で別れ際に「あなたはよっぽど度胸のないかたですね」といわれる。

東京帝国大学に入学するため上京したが、東京は自分の常識とは全く違った世界であった。さまざまな人と出会い、三四郎は自分は三つの世界に囲まれていることを整理する。一つ目は、母のいる故郷九州の田舎。二つ目は、野々宮や広田先生のいる学問の世界。三つ目は、華美溢れる世界であった(第4章)。

三四郎は、都会的な美禰子(みねこ)のいる三つ目の世界に心を惹かれ、美禰子に恋慕するが、自分の気持ちを相手にうまく伝えることができない。結局、美禰子は、兄の友人と結婚してしまう。

===== 引用 おわり

Wikipedia 『三四郎』

 
 
夏目漱石は、落語好きで、『吾輩は猫である』という題名自体が、
落語のセオリー、「緊張」+「弛緩」に則っているらしい。

『吾輩は』=「緊張」、『猫である』=「弛緩」

 

  追記

  「夏目漱石 三四郎 - 青空文庫」で原文を読めるよう

  作中で三四郎と美禰子が出会った東京大学の心字池(育徳園心字池)は、本作品にちなんで「三四郎池」と呼ばれるようになった(写真:Wikipedia)。
 
 

今後の予定

  1231日(土)午後5008:54「あらすじ名作劇場 セレクション」

  次回の放送は、111日(水)夜1000~ BS朝日
「春はあけぼの…平安エッセイ 清少納言『枕草子』


三四郎 (新潮文庫) 文庫:
 


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