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2016年12月4日日曜日

(712) 和洋のお姫様「落窪物語」「シンデレラ」 / あらすじ名作劇場


あらすじ名作劇場  BS朝日
20161130日(水) 放映済み

 
  番組で紹介された話のあらすじなどについては、後ろの方に書いている。

 

「継母にいじめられた娘が幸せになる」というストーリーは、世界中にあるという。一番古い原典のモデルは、中国の楊貴妃だと紹介された。

まさかと思ったのだが、シンデレラの落とした靴が小さすぎて、姉たちは履けなかったという筋は、纏足を連想させ、そうかも知れないと思った。

 
===== 引用 はじめ

『シンデレラ・ストーリー』(英: A Cinderella Story)は、童話『シンデレラ』の主人公のように、有名ではない一般人女性が、短期間で(あるいは長い年月にわたる苦労の末)見違えるほどの成長と幸福を手にし、芸能界や社交界、その他の一流の場などにデビューしたり、あるいは資産家と結婚する成功物語をいう。

===== 引用 おわり

 
文学界では、グリム童話を始めとして、『あしながおじさん』『ジェーン・エア』『小公女』など、多くのシンデレラ・ストーリーがある。

「サラガドゥラ・メンチカブラ ビディ・バビディ・ブー」(ディズニー・アニメ)と唱えながら王子様を待っている多くの女性たちに、幸あれ。

  

シンデレラにはたくさんの系譜がある。

===== 引用はじめ

シンデレラ (: Cinderella) は、童話の一つ。また、その主人公。仏語で『サンドリヨン(仏: Cendrillon)』。和名は『灰かぶり姫』あるいは『灰かぶり』。

グリム兄弟によるアシェンプテル (Aschenputtel) 、シャルル・ペローによるものが知られているが、より古い形態を残していると考えられている作品としてジャンバッティスタ・バジーレの『ペンタメローネ(五日物語)』に採録されたチェネレントラ (Cenerentola) が挙げられる。日本の落窪物語や、中国にも楊貴妃がモデルと言われる掃灰娘や、民話に基づいていると思われる唐代の小説「葉限」などの類話があるなど、古くから広い地域に伝わる民間伝承である。日本ではペロー版が有名である。

===== 引用おわり
Wikipedia 『シンデレラ』

 
ディズニー・アニメの『シンデレラ』は、ペロー作のものを継承し、
一方、日本の『灰かぶり姫』は、グリム兄弟のものを継承した。

 

番組では、『落窪物語』と『灰かぶり姫』が紹介された。

 
『落窪物語』

===== 内容 はじめ

主人公は中納言源忠頼の娘(落窪の姫)である。母と死別した落窪の姫は継母のもとで暮らすことになったが、継母からは冷遇を受けて落窪の間に住まわされ不幸な境遇にあり、味方は女房のあこきと末弟の三郎君だけであった。そこに現われた貴公子、右近の少将道頼に見出され、姫君に懸想した道頼は彼女のもとに通うようになった。しかしそれを知った継母に納戸に幽閉され、さらには貧しい老中の元へ嫁がされそうになるが、そこを道頼とあこき達に救出され、二人は結ばれる。道頼は姫君をいじめた継母に復讐を果たし、中納言一家は道頼の庇護を得て幸福な生活を送るようになった。

===== 内容 おわり
Wikipedia 『落窪物語』

 

グリムによる『灰かぶり姫』

===== 引用 はじめ

アシェンプテル (Aschenputtel, KHM21) 。グリム童話はペローの影響を強く受けているといわれるが、この物語に関してはペローのものよりも原話により近いのではないかといわれている。

ペローとの違いとして主に


1.魔法使いが登場しない(当然カボチャの馬車も登場せず、代わりに白鳩が主人公を助ける)。

2.美しいドレスと靴を持ってくるのは、母親の墓のそばに生えたハシバミの木にくる白い小鳥。

3.ガラスの靴ではなく、1晩目は銀、2晩目は金の靴である。

4.シンデレラが靴を階段に残したのは偶然脱げたのではなく、王子があらかじめピッチ(ヤニ)を塗って靴が絡め取られたから。

5.王子が靴を手がかりにシンデレラを捜す際、連れ子の姉たちは靴に合わせるためにナイフで足(長女が爪先、次女は踵)を切り落とす。しかしストッキングに血が滲んで見抜かれる。

6.物語の終わり、シンデレラの結婚式で姉2人はへつらって両脇に座るが、シンデレラの両肩に止まった白鳩に両目ともくり貫かれ失明する。


などが挙げられる。
 
(これらの要素は初版から7つのヴァージョンを経る間に表れたり削られたりと一定ではないので、本格的に調べるうえでは注意が必要である)

===== 引用 おわり
Wikipedia 『シンデレラ』

 

あらすじ名作劇場 12/7()の放送は、休止となる。

12/14()の放送は、宮沢賢治の世界を探求! 『風の又三郎』

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(これを書いた時点では、次の番組はまだ紹介されていない)

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