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2019年1月13日日曜日

(1481)  現代病 (2) 「いいね!欠乏症」(あるいは中毒)

 
      最新投稿情報
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(K0622)  個人Blog 1月上旬リスト <サイト紹介>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/01/k0622-blog.html
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 「いいね!欠乏症」は、様々な現象を巻き起こしてきました。
 
===== 引用はじめ  箇条書き様式に変更した
(1)  SNSやブログでも、凝った自撮り画像をアイコンにして、一生懸命に「いいね!」を集めているアカウントや、
(2)  上質な生活を連想させる投稿を繰り返して注目されようとするキラキラアカウントが存在します。
(3)  若者の“犯罪自慢”が拡散して大炎上に至る、いわゆる、「バカッター」問題も、なくなったわけではありません。
===== 引用おわり
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/51763
 


少し古い話題になりますが、昨年12月のルミナリエを取り上げます。

(1)     起こったこと
(2)     それに対する意見・反応
(3)     私の意見?
 

【展開】

(1)        起こったこと

===== 引用はじめ
 阪神大震災の犠牲者を追悼し記憶を伝えるため、神戸市中央区で16日まで開催している光の祭典「神戸ルミナリエ」の会場で、来場者が地面に水をまき散らす迷惑行為をしていたことが12日、分かった。十数人が電飾が水面に反射する様子をカメラで撮影していたという。
 長さ120メートルの大型作品などが点灯する東遊園地で、一部来場者が持参したペットボトルの水を地面にまき散らし、一帯に水たまりをつくった。さらに、カメラを持った十数人が水たまりを囲み、一斉にシャッターを切ったという。
===== 引用おわり
 

(2)        それに対する意見・反応

===== 引用はじめ
 現場にいた市民が迷惑行為の状況をツイッターにアップすると、「やりすぎ」「震災当事者としては気持ちを踏みにじられる思い」などの批判が殺到。
 現場を警備する兵庫県警生田署も迷惑行為を問題視し、注意を呼びかけている。
 「ルミナリエには震災で傷ついた人たちが多く訪れる。被災者の気持ちを逆なでしているようで残念だ」と声を落とした。
===== 引用おわり
 

(3)     私の意見

   先ず、自己の存在に確証をもてないのではないか
 人は、他者との関りの中で、自己の存在を認識します。だから、誰もが「いいね!」を必要としていると思います。問題は、普通の生活、日常の会話で自己の確認ができない人が、「いいね!」で自己確認することです。それでも良いではないかと思われるかも知れないが、「いいね!」の方が楽なので、それに頼り、「普通の生活、日常の会話で自己の確認」する力が劣化し、ますます自己確認できなくなります。これは、精神的な「廃用症候群」(*)であり、私は極めて深刻な状況だと思います。
(*)廃用症候群とは、安静状態が長期に渡って続く事によって起こる、さまざまな心身の機能低下等を指す。生活不活発病とも呼ばれる。
 
   次に、夢中になって、他の人への配慮まで気が回らなくなるのではないか
 先に挙げたように、インスタグラムなどで、「インスタ映え競争」ばかりに注意が集中して、自分の行為が他者やその場にどのような影響を与えるかを配慮できない。そのような迷惑をかける行為を平気でするようになってしまいます。
 
   最後に、悪い事だとわかっていても、制御が効かなくなるのではないか
 「こうしたアカウントに共通しているのは、ネット上で「いいね!」や「リツイート」が欲しいがために、自分の言動が制御できなくなっている」
 「承認欲求を充たせることに味をしめてしまい、つい、言動がエスカレートしたり、法を犯したり、プライバシーを切り売りしたりしてしまうのです」
 

 「いいね!」を楽しむのは結構だと思いますが、強烈かつ深刻な副作用があるようです。
 


<出典>
水まきちらしてルミナリエ撮影
産経新聞(2018/12/13)
 
「写真映え」求め迷惑行為 神戸ルミナリエで水まき撮影
https://www.sankei.com/affairs/news/181212/afr1812120038-n1.html

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