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2020年1月25日土曜日

(1859)  呉兢『貞観政要』(4-2) / 100分de名著

 
◆ 最新投稿情報
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(K1000)  美淑女になるために <定年後>
http://kagayakiken.blogspot.com/2020/01/k1000.html
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『貞観政要』には、リーダー側の視点「リーダーはどのようにしてフォロワーを動かせばいいのか」と、フォロワー側の視点「フォロワーはどのようにしてリーダーに直言すればいいのか」との双方が描かれている
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第4回  27日放送/ 29日再放送
  タイトル: 組織をどう継続させるか
 
放映は、   月曜日 午後 10:25~10:50
再放送は、  水曜日 午前 05:30~05:55
 及び        午後 00:00~00:25
 
 
【テキストの項目】

(1)   六十歳での起業経験
(2)  「創業」と「守成」はどちらが難しいか
(3)   舟を浮かべるも転覆させるも水しだい
(4)   意見が言えない組織は衰亡する
 
(5)   後継者選びという困難
(6)   有終の美を飾れなくなる十の理由
(7)  『貞観政要』が読み継がれてきた理由
 
【展開】
(1)   六十歳での起業経験
(2)  「創業」と「守成」はどちらが難しいか
(3)   舟を浮かべるも転覆させるも水しだい
(4)   意見が言えない組織は衰亡する
 以上については、既に書きました。
 
(5)  後継者選びという困難
 太宗には優秀な子がいませんでした。優秀な部下の言うことをきく、おとなしい子なら大丈夫と、九番目の男の子・李治を第三代皇帝(高宗)としました。その妻が武則天です。唐の地盤を築いたのは、太宗と武則天です。
 
(6)  有終の美を飾れなくなる十の理由
 魏徴は上表文を書いて太宗を諫めました。太宗が終の美を飾れなくなる十の理由
    駿馬や珍奇な宝物を買い集め、異民族から軽蔑されている
   「人民がきままな行動をするのは仕事がないから」という理由で、軽々しく人民を肉体労働で酷使している
    大宮殿をつくりたがっている
    器量の小さい人や人徳のない人とばかり交流して、徳行の備わった人を遠ざけている
    商工業のみに力を入れて、農業をおろそかにしている
    自分の好き嫌いで人材を登用している
    節操なく、狩猟などの娯楽に興じている
    臣下への礼節をなくし、臣下に接するときの態度がいいかげんになっている
    威張ったり、傲慢になっている。自分の欲望を自制できなくなっている
    天才・謀反への備えがおろそかになっている
 
(7)  『貞観政要』が読み継がれてきた理由
 『貞観政要』には、「リーダーはどのようにしてフォロワーを動かせばいいのか」というリーダー側の視点と、「フォロワーはどのようにしてリーダーに直言すればいいのか」というフォロワー側の視点の双方が描かれています。
 判断に迷うような難しい問題に直面したときには、太宗だったら、魏徴だったら、どう判断するだろう」と考えてみよう。
 
<出典>
出口治明(2020/1)、呉兢『貞観政要』、100de名著、NHKテキスト(NHK出版)

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