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(K0985) 「定年まで同じ会社で」56% <定年後>
http://kagayakiken.blogspot.com/2020/01/k098556.html
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第2回 13日放送/ 15日再放送
タイトル: 判断の座標軸を持て
放映は、 月曜日 午後 10:25~10:50
再放送は、 水曜日 午前 05:30~05:55
及び 午後 00:00~00:25
【テキストの項目】
(1) 歴史が書き残される国
(2) 「良い決断」はいかに可能か
(3) 人材登用の秘訣
(4) リーダーに必要な「三つの鏡」
(5) 十思九徳をわきまえる
(6) 法に例外をつくるなかれ
(7) 功ある者でも罰すべきは罰す
(8) リーダーは時間軸を持て
(9) 部下がだらしないのはリーダーのせい
【展開】
(1) 歴史が書き残される国
(2) 「良い決断」はいかに可能か
(3) 人材登用の秘訣
(4) リーダーに必要な「三つの鏡」
(5) 十思九徳をわきまえる
以上は、既に書きました。
(6) 法に例外をつくるなかれ
長孫無忌は、宮中では刀を外すという法規をうっかり忘れ、門の警護をしている武官も気づきませんでした。宰相は、武官は死刑に相当し長孫無忌は二年の労役刑と罰銅が妥当と述べました。しかし、司法長官は、どちらも誤りは同じだと異を唱えました。太宗は司法長官の進言を受け入れました。長孫無忌は、皇后の兄であり、玄武門の変でも功績のある人物でした。
(7) 功ある者でも罰すべきは罰す
過去に功績があっても、失敗をすれば厳しく罰する。そうすれば他の人々も、「失敗すればその都度叱られるのだな」とわかり、信賞必罰の公平さを納得できます。その納得が共有されることで、国は平穏に治まるのです。
現実社会に目を転じてみると、職場の人事評価などではここをよく間違えるのです。
(8) リーダーは時間軸を持て
上に立つ人は、時間軸を自由に使える権限を持っています。だからこそ、その事象をどのくらいの年次で判断すべきなのかを冷静に考え、正しく時間軸を設定する必要があるのです。
昨今、企業の活動や学術研究などにおいて、短期的な結果が求められ、長期的な視点が失われていると言われますね。これは端的に言って、リーダーの視野が狭いからです。
(9) 部下がだらしないのはリーダーのせい
若者がだらしないとしたら、それは大人がだらしないからです。太宗は、臣下の言動を嘆いたり指図したりする前に、自身の行いを改め、さまざまな規律を自らに課し、その姿をもって国が平らかに治まるように努めました。率先垂範というのは、そういうことです。部下にしてほしいことは、まずリーダーが自らやらなければならないのです。
<出典>
出口治明(2020/1)、呉兢『貞観政要』、100分de名著、NHKテキスト(NHK出版)
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