◆ 最新投稿情報
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(K0458) 個人Blog 7月下旬リスト <サイト紹介>
http://kagayakiken.blogspot.com/2018/08/k0458-blog.html
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A)
「指示」 ~ これは変だろう
(1) 前川喜平氏の「面従腹背が官僚の態度だ」(2) 日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル事件
B) 「指示」のあり方の違い ~ 自治会、会社、軍隊
C) 「指示」 ~ これはなるほど
(1) ハイテン米戦略軍司令官「米大統領の指示に従わないこともありえる」
(2) 防衛大学校の「理性ある服従」
【展開】
A)
「指示」 ~ これは変だろう
(1) 前川喜平氏の「面従腹背が官僚の態度だ」
これは、とんでもない発言だ。論ずる価値もないので、引用で済ませる。「面従腹背という前川前次官は官僚のクズ」と岸博幸教授が批判 "面従腹背"とは?
https://www.huffingtonpost.jp/2017/06/13/kishi-criticezes-maekawa_n_17068074.html
(2) 日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル事件
これも、とんでもない事件だ。これは犯罪だが、これも引用で済ませる。なんと、Wikipediaのタイトルとしても取り上げられた。
日本大学フェニックス反則タックル問題
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E5%8F%8D%E5%89%87%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C
B)
「指示」のあり方の違い ~ 自治会、会社、軍隊
自治会の会長をしていると、会社とは違うなと思う。指示系統がまるでない。それで良いと思うのだが、難しい。
会社と比較にならないほど指示命令系統が確立しているのが軍隊だろうと思っていたが、そう単純なものではないようだ。帝国陸海軍の失敗を教訓として導き出されたのが「理性ある服従」だそうだ。これについては後でも述べる。
「日本大学フェニックス反則タックル問題」について「まるで軍隊のようだ」と揶揄(やゆ)されることには違和感があると、伊藤俊幸は指摘している。では、軍隊ではどうなっているのか。
C) 「指示」 ~ これはなるほど
(1) ハイテン米戦略軍司令官「米大統領の指示に従わないこともありえる」
これもまた、とんでもない発言だ。文民統制を真っ向から否定しているとも取れ、日本で防衛省や自衛隊の幹部がこの種の発言をしたら、1年ぐらいは国会が止まってしまうのではないか。しかし、内容を見てみると納得できるところもある。===== 引用はじめ
昨年11月、ハイテン米戦略軍司令官は、あるフォーラムで、トランプ米大統領が核攻撃を命令しても、自分が違法と判断すれば従わず、別の選択肢を大統領に提示する考えを示した。
「その命令が違法なら、私はこう言うでしょう。『大統領、それは法に反しています』。大統領は『では、何が合法なんだい』と問われるでしょう。それに対して、私たちはどんな状況にも対応できる選択肢を検討し、『進言』するのです」
つまり上司の命令を「正しく疑う」ことから始まるのだ。この「健全な懐疑主義」こそが科学的思考の上で、重要な要素だと米海軍では教育されている。「理性ある服従」の実践なのである。
===== 引用おわり
ここでいう「理性ある服従」とは何か
(2) 防衛大学校の「理性ある服従」
===== 引用はじめ
防衛大学校は、帝国陸海軍の失敗を教訓として、新たな自衛隊の幹部養成学校、いわゆる「新しい士官学校」として設立された。槙智雄初代学校長は、世界の士官学校を視察し、何が帝国陸海軍に欠けていたのかを模索した。その結果、強く指導した一つが「理性ある服従」、つまり「フォロワーシップ」の正しい姿だった。
「理性ある服従をする部下に対しては、でたらめな命令は下せない」-卒業後、すぐに曹士隊員の上官となる防大生は、そのことをたたき込まれるのである。
===== 引用おわり
日本を無為な戦争に駆り立てないよう、こういう議論はしっかりしてほしい。
<出典>
伊藤俊幸、「理性ある服従」の実践に努めよ【正論】 産経新聞(2018/08/01)
「理性ある服従」の実践に努めよ 金沢工業大学虎ノ門大学院教授・伊藤俊幸
https://www.sankei.com/column/news/180723/clm1807230005-n1.html
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