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2016年8月8日月曜日

(594)  相田みつを / 日本最古の物語「竹取物語」ほか (2/2)


 201683日(水)放映済み BS朝日「あらすじ名作劇場」

 今回の放映は、3本立て。
(1)   日本最古の物語「竹取物語」ほか  前回、紹介した
(2)   名作でみる男と女の物語  以前に紹介した
(3)   相田 みつを  今回、紹介する 


番組の最後で、次のような説明があった。その通りだと思う。

「(相田みつをの作品は)どきっとしたり、ちゃんとしなければと背筋が伸びるようなもの。そのままでいいんだと穏やかになるようなもの、人間をまるごと受け表現したもの」

 

相田みつをが、30代から死ぬ直前まで何度も書いたもの:

===== はじめ

しあわせはいつも
じぶんのこころが
きめる

===== おわり

同じ文でも、書体が変わっていった。

 

相田みつをは、いつも「自分の体験から言葉を紡ぎ出した」。そして、命に向き合った。

(1)   ひぐらし (抜粋)
(2)   かずひとのたんじょうのうた
(3)   自分の番  いのちのバトン

 
 
(1)   ひぐらし (抜粋)

===== 抜粋 はじめ

ひぐらしの声

 

ああ 今年も

ひぐらしが鳴き出した

 

ひぐらしの声は

若くして戦争で死んだ

二人のあんちゃんの声だ

そして

二人のあんちゃんの名を

死ぬまで呼びつづけていた

悲しい母の声だ

そしてまた

二人のあんちゃんのことには

ひとこともふれず

だまって死んでいった

さびしい父の声だ

 

ああ 今年も

ひぐらしが鳴き出した

===== 抜粋 おわり


 


(2)   かずひとのたんじょうのうた

===== はじめ

てのひらにわがのせたれば

にんげんのそのはじまりの

いのちがうごく

===== おわり


 


(3)   自分の番  いのちのバトン

===== はじめ

自分の番

  いのちのバトン

 

父と母で二人

父と母の両親で四人

そのまた両親で八人

こうしてかぞえてゆくと

十代前で千二十四人

二十代前では - ?

なんと百万人を超すんです。

 

過去無料の

いのちのバトンを受けついで

いまここに

自分の番を生きている

それが

あなたのいのちです

それがわたしの

いのちです

===== おわり


 

(前回も紹介したが)次回の放映は、

二葉亭四迷「浮雲」

 
810日(水)22:00-23:00 放送】 BS朝日
(高校野球期間中は、高校野球中継が延長の場合、放送時間が変更または休止になる可能性があります。 放送時間の変更については、最新の番組表をご覧ください)

 
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