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2016年8月30日火曜日

(616) 良いことをしたのに恨まれる


NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」での
商品試験に関連して、思った。


高く評価された商品は、おめでとう。
消費者も喜び、良いことができた。
しかし、…


低く評価された商品は売れなくなり、会社が倒産する。
当然のことであり、自業自得だと言われれば、
その通りなのだが …

 

良いことをしたのだから、
感謝されることはあっても、
恨まれることはない …
という訳にはいかない。

 
良いことをしたということは、
変化が起こったということであり、
変化が起こると
多面にわたり影響が出る。

 
明石海峡大橋ができて便利になったら、
フェリーボートが廃業になった。

誰も病気にならないと、
医者が廃業になり、
 
誰も死なないと、
葬儀屋が廃業になる。
 
こちらの店が繁盛すると、
あちらの店に閑古鳥が鳴く。


 
誰にも恨まれないようにしようとすると、
良いこともできなくなる。

 
「恨まれない」ではなく、
「恨みの心を少しでも和らげる」ようと
心がけることはできるだろう。

「“防災”から“減災”へ」と同じ発想である。

 

 
ところで、「悪いことばかり」
ということはあるのだろうか。


昔、ソ連では知識人をシベリアに送り、
重労働を課して、思想を変えようとした。
(シベリアの強制収容所への流罪)

しかし、上手くいかないことも多かった。
しかし、よい方法が見つかった。

 
こちらに穴を掘り、向こうに山を作る。
それが終わったら、
向こうの山を崩して、こちらの穴を埋め、
向こうに穴を掘り、こちらに山を作る。
これを延々と繰り返す。

 
重労働であっても、何かを生産する作業に耐えていた知識人は、
この無意味な延々と続く作業には、耐えられなかったという。

 

さて、と考えた。

 それが重労働でなく、かつ、
自分の意思でするものであれば、
健康に良いのではないか。

 
世の中、捨てたものではないと、
スポーツジムで筋トレをしながら考えた。

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