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2019年4月15日月曜日

(1570)  マルクス・アウレリウス『自省録』(3-2) / 100分de名著

 
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第3回 15日放送/17日再放送

  タイトル: 「困難」と向き合う
 


放映は、   月曜日 午後 10:25~10:50
再放送は、  水曜日 午前 05:30~05:55
 及び        午後 00:00~00:25
 


語録(添付表と同じ)
 

(01)  お前自身には成し遂げ難いことがあるとしても、それが人間に不可能なことだと考えてはならない。むしろ、人間にとって可能でふさわしいことであれば、お前にも成し遂げることができると考えよ。 (六・一九)
 
(02)  本性上耐えられないことは誰にも何一つ起こらない。他の者に同じことが起こっても、起こったことを知らないか、高邁さを誇示して泰然とし害されることはない。無知と自負が思慮よりも強力であることはおぞましい。 (五・一八)
 
(03)  絶えず波が打ち寄せる岬のようであれ。岬は厳として立ち、水の泡立ちはその周りで眠る。 (四・四九)
 
(04)  「こんなことが起こったとは私は不幸だ」。そうではない。「それが起こったのに、今のことに打ちのめされず未来のことを恐れず苦しむこともなくいるとは、私は幸福だ」。というのは、そのようなことは誰にでも起こりえたが、誰もがその中で苦しまずにいたわけではなかったからだ。 (四・四九)
 
(05)  今後はお前を悲しみに誘うものにあっても常に次の原理を用いることを覚えておけ。それは不幸ではない。むしろ、それを気高く耐えることが幸福である。 (四・四九)
 
(06)  この上なく立派に生きること、この力はもしも善悪無記のものに無関心でいるならば、魂の中にある。もしもそれらのものの一つ一つを分析的、全体的に見て、それらは我々にそれらについての思いなしを植え付けず、我々のところにやってこないでじっとしているのに、我々がそれについての判断を生み出し、いわば、書かなくてもいいのに、また、気づかずに書いてもすぐに消せるのに、自分自身の中に書き付ける者であることを覚えておけば、無関心であるだろう。 (一一・一六)
 
(07)  起こることすべてを難儀なことに思えても喜んで受け入れよ。 (五・八)
 
(08)  起こることは、すべて正しく起こる。 (四・一
 
(09)  自然に即して悪いものは何一つない。 (二・一七)
 
(10)  起こることに進んで従うことは理性的動物にだけ許されている。 (一・二八)
 
(11)  自分に起こり織り込まれたもの(運命)を愛し、歓迎すること。 (三・一六)
 
(12)  流動と変化は宇宙を絶えず新しくする。絶えることのない時の進行が無限の永遠を常に更新するように。 (六・一五)
 


<出典>
岸見一郎(2019/4)、マルクス・アウレリウス『自省録』、100de名著、NHKテキスト(NHK出版)

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