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2018年12月27日木曜日

(1464)  おもわずやっちゃう 仕掛けで問題解決

 
      最新投稿情報
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(K0605) 「誰もが暮らしやすいまち」 (6) 追加(ユニバーサルマナー) <地域の再構築>
http://kagayakiken.blogspot.com/2018/12/k06056.html
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 「仕掛学」(ちょっとした人の心理を巧みに分析し、社会の問題解決につなげようと研究)。約10年前から大阪大大学院経済学研究科の松村真宏(なおひろ)教授が研究に取り組んできた。
 
(1)  バスケットゴールつきごみ箱(添付写真)
(2)  「真実の口」消毒器(添付写真)
(3)  的付き小便器
(4)  その哲学
 

<展開>

(1)  バスケットゴールつきごみ箱(添付写真)

===== 引用はじめ
 目の前に2つのごみ箱がある。そのうち1つには、バスケットボールのゴールネットがついている。人はどちらに、ごみを入れるのだろうか-。 …  実際にキャンパス内で取り組んだ実験。通常のごみ箱に比べ、ゴールが設置されている方は1・6倍のごみを集めた。
 「ごみ箱とバスケットボールのゴールは、どちらも誰でも知っている。ただ、その組み合わせは見たことがある人はほとんどいない」と松村教授。見慣れたはずのものが見慣れないものに感じること(馴質異化=じゅんしついか)と、見慣れないものが見慣れたように見えること(異質馴化=いしつじゅんか)が同時に作用し、好奇心を呼び寄せたと分析される。
===== 引用おわり
 

(2)  「真実の口」消毒器(添付写真)

===== 引用はじめ
 大阪大医学部付属病院(大阪府吹田市)で10月に設置された、イタリアの観光名所「真実の口」を模した消毒器は、口に手を入れると、アルコール消毒液が自動的に出てくる仕組みだ。映画「ローマの休日」にも登場し、思わず口に手を入れたくなる好奇心をくすぐる見た目になっており、設置初日は多くのお年寄りや子供が利用した。
===== 引用おわり
 

(3)  的付き小便器

===== 引用はじめ
 飲食店などにある男子トイレの小便器。ふと狙いたくなる「的」があれば、結果的に尿の飛散は防がれ、清掃の手間を省く
===== 引用おわり
 

(4)  その哲学

===== 引用はじめ
 「大切なのは強制をしないこと。そして、自然にその方向にいざなうこと」。自身の仕掛学の“哲学”をこう語った松村教授。「みんなが仕掛けの発想を持つことで、ものごとをネガティブからポジティブへ転換し、社会の問題が減っていくことになればうれしい」と語った。
===== 引用おわり
 


<出典>
おもわずやっちゃう 仕掛けで問題解決
産経新聞(2018/12/11 夕刊)
 
体が勝手に反応してしまう「仕掛学」の社会貢献とは
https://www.sankei.com/west/news/181120/wst1811200005-n1.html


 

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