ようやく、暴走するトランプ大統領に物申す存在が見えてきました。一つ目は、トリプル安(米国株安、米債券安、ドル安の同時進行)、二つ目は、FOXテレビと一部の側近(それが誰かは私は知りません)。三つめは、反トランプの大規模デモ。これらは影響するでしょう。支持率が低下して、来年11月の議会中間選挙が危うくなり、トリプルレッド(国で大統領職と上下両院の多数派を共和党が占める状態)を失う恐れがあるからです。
トランプ大統領による関税などの施策の被害者が米国民であることが鮮明になってきました。反トランプの大規模デモも続くでしょう。トランプ大統領の強気も、時間が経つにつれて落ち着いてくると思います。「トランプ氏は第1次政権時、大統領任期の半ばに実施される中間選挙で分割政府となり、大型の経済政策の実現が難しくなった」ことをきっと覚えているでしょう。
当然のことながら、米国との交渉は遅ければ遅いほどよいと思います。
石破総理大臣が何を考えているのか、私にはよく分かりません。「トランプ大統領が日本は最優先だ、第一番だ」と言ってくれたと嬉しそうに語っているが、それって、最悪の事態なのではないでしょうか。トランプ大統領が、日本が一番くみしやすいと考えたということで、特に名誉なことだとは思えません。
ただ一つ、いつもはイライラする、ネチネチした語り口で何も決まらないことに期待しています。それではトランプ大統領が怒りだすのではと心配になりますが、そこは前回訪米時のように官僚からレクチャーを受け、上手に引き延ばしに成功するかもしれません。何しろ得意技なので。「何も決めなかった名宰相」と、後々称賛されるかもしれません。自分の為ではなく、日本国の為に、総理大臣に就いている限り、頑張っていたただきたいと願っています。「国の為に何かを決めて名誉を得よう」という野心は、お捨て下さい。
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