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2018年7月16日月曜日

(1301)  同居の祖母を嫌がる訳

 
      最新投稿情報
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(K0442)  老い学ぶ第2の義務教育 <自立>
http://kagayakiken.blogspot.com/2018/07/k0442.html
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 前回、新聞の「人生相談」から話題を取り上げたが、今回は、同一日、その二つ上に掲載された「子育て相談」から話題を取り上げる。
 
<相談>
===== 引用はじめ
 5歳になる娘は秋に小学受験を予定しています。共働きゆえ、先月から私の母に同居してもらい、家事や娘の勉強を手伝ってもらっています。しかし、それまでは祖母のことを好きだった娘が懐かなくなり、困っています。「臭いが気になる」「手がガサガサしている」と言って手もつなぎたがらず、私が出かけると泣くこともあります。塾の先生は「なぜおばあちゃんが来てくれているか、きちんと話して」と言います。娘のためを思っての受験ですが、これなら諦めた方がいいのか、慣れるのを待つか悩んでいます。
===== 引用おわり
 

 回答者は、「娘のため」にメスを入れた。

===== 引用はじめ
 塾の先生の言葉にもある通り、おばあちゃんがなぜ来てくれているのか今一度考えてみましょう。
 おそらく「娘のため」とおっしゃると思いますが、私は「親のため」もあったのではと思います。受験するのもお母さまに来てもらうのも、娘さんの意思ではないと思うからです。
===== 引用おわり
 
 「子どものため」と自分で思い込んでいるが、実は「親のため」ではないか。ここに気づくと、局面は動く。 前回と同じテーマである。
 

 具体的なアドバイスとしては、

===== 引用はじめ
 私は、共働きでも小学受験に合格したお子さんをたくさん知っています。塾はそのままで、親が毎日20~30分見る習慣をつけるだけで、娘さんはきっと今の何倍も張り切ると思います。
===== 引用おわり
 
 毎日20~30分でよいから「娘のため」に時間を割きましょう、そうすると娘さんが変わるでしょうと言っている。
 

 本当に「娘のため」の行動で、解決に向かう。おばあちゃんが好きとか嫌いとかは、付随的に発生したものであり、答はこの周辺にはない。
 
 表面的な現象に流され「おばあちゃんを嫌ってはダメ」と言ってしまいそうだ。「どうしたらおばあちゃんを好きになってもらえるか」考えてしまいそうだ。しかし、これでは何の解決にもならない。冷静に考えると分かることだが、渦中に入ってしまうと間違えてしまうことの方が多そうに思われる。
 

 適用範囲の広そうなアドバイスである。
 


<出典>
原坂一郎、同居の祖母を嫌がる
【原坂一郎の子育て相談】 産経新聞(2018/07/04)
 
 
5歳の娘が突然祖母を嫌いに…受験で同居を頼んだら
https://www.sankei.com/premium/news/180706/prm1807060007-n1.html

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