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2018年5月3日木曜日

(1227) 「幸せ者になる」ために

 
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(K0368)  個人Blog 4月下旬リスト <サイト紹介>
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  幸せになろうと追い求めて、幸せになれるものではない。日々を誠実にしつかり生きる。その過程において、幸せを味わえる

  幸せ者は自分のことを決して不幸せ者だとは思わない(思った途端その人は不幸せ者になる)。不幸せ者と思うかどうかは、客観的状況により一義的に決まるものではない
 
 


 前回、「幸せ者になる」もまた、「人間になる」・「研究者になる」ときっと同じだと述べた。
 
 前回書いたものを引用した後、「研究者」を「幸せ者」に置き換えてみる。
 
===== 引用はじめ (前回既出)
1.   「どうすれば研究者になれますか?」

(1)  研究者になろう、なんて思わなくていい。参考書やノウハウは必要ないと思う。(2)  研究者とはなってしまうもので、その始まりは事後的にしか認識できない。(3)  思うに「研究する者」の本質は、対象を深く研(と)ぎ究(きわ)めんとする「態度」にあって、知識や肩書などの「状態」にはない。(4)  不思議に魅せられている刹那(せつな)の中にこそ、研究者の心は宿る。
===== 引用おわり






===== 置き換えはじめ
1.   「どうすれば幸せ者になれますか?」

(1)  幸せ者になろう、なんて思わなくていい。参考書やノウハウは必要ないと思う。(2)  幸せ者とはなってしまうもので、その始まりは事後的にしか認識できない。(3)  思うに「幸せ者」の本質は、自分の人生をしっか生き抜こうとする「態度」にあって、資産や肩書などの「状態」にはない。(4)  人生を真剣に生きている刹那(せつな)の中にこそ、幸せ者の心は宿る。
===== 置き換えおわり




 
 ここで、(3)(4)は若干アレンジしたが、他は単に「研究者」を「幸せ者」に置き換えただけである。置き換えたものを読み直すと、実に当たっていると思う。
 

 続ける。引用した後、置き換える
 
===== 引用はじめ (前回既出)
2.    「どういう人が研究者に“なってしまう”のですか?」

(1)  職業として研究者を選ぶ者の多くには、「研究が楽しくて仕方がない」という原体験が訪れる。(2)  目の前にある不思議を解明しようと、自分の最大限の知識と技術で、試行錯誤・仮説検証を重ね続ける。(3)  そのチャレンジの多くは失敗に終わるが、「もう少しで解けそうだ!」という感覚が麻薬的で、捉(とら)われてしまうのである。(4)  時々やってくる「解けそうな知恵の輪」は本当に魅力的で、考えなくても、考えている。食事をしても、布団に入っても、隣で奥さんが話していても。
===== 引用おわり




 
 こちらは、少しアレンジが必要だ。次のように書き換えてみた。
 
==== 置き換えはじめ
2.    「どういう人が幸せ者に“なってしまう”のですか?」

(1)  「今・ここで生きる」という原体験がある(2)  目の前にある困難に、自分の最大限の知識と技術で、対処しようとする。(3)  そのチャレンジの多くは失敗に終わるが、「もう少しでなんとかなりそうだ!」という根拠の定かでない感覚に捉(とら)われてしまう。(4)  時々やってくる「どうしようもないと思われる困難」にも怯むことなく、チャレンジし続ける(なんとかしようという思いが強く、自分は不幸せ者だなどと嘆いている余裕がない)。
===== 置き換えおわり




 
 結構、当たっている! と思うが、どうだろうか。

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