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2023年7月19日水曜日

(2592) コロナワクチン接種について。打つべきか打たざるべきか

【 コロナワクチン ・ WHO 】 WHO=世界保健機関は、新型コロナウイルスワクチンの接種指針を改定しました。WHOが(2023年3月)28日に発表した新たな指針では、新型コロナワクチンの対象者を接種の優先順に3つのグループに分類しています。


 WHO 新型コロナワクチンの接種指針改定 健康な成人「追加接種を推奨しない」
~  2023年(今年)3月29日 にTBSが流したニュースのタイトルです(URLは下の資料(1)~動画あり)


 私の周りでは、この報道をほとんど知らないようです。3カ月以上経って「今更」の感があるが、まとめてみました。

 WHOは、コロナワクチンを打てとも、打つなとも言っていません。それだけでは意味がないので、
① 高齢者・重い併存疾患がある成人・免疫不全の人・妊婦・医療従事者
② 健康な成人ら
③ 生後6か月から17歳の健康な子ども
に分けて各々に対する「推奨」を書いています。打てとも打つなとも書いていません。
 WHOだから全世界に向けて発信しているが、主として、ワクチンを打つ経済力に乏しくかつ自国で方針を決められない国に対するメッセージで、アメリカや日本には立派な専門機関があるので各々の国の方針で進めてください、という考え方です。

 選択肢が示されて「それを参考にして自分で決めてください」と言われるのを多くの日本人は嫌がり、「国が決めてください」と言う。決まると、不平を言いつつも多くの人が国の方針に追従する ~ というのが日本でよくあるパターンで、「もうそれは卒業しましょう」と言われたと理解してはどうでしょうか。

 人それぞれ健康状態が違うし、考え方も違います。「打たないリスクもあるが、打つリスクもある」「期待される効果とそのためのコストの両方を考えて決めてください」というのがWHOの一貫した考えで、もっともだと私は思います。自分がどちらのリスクを選ぶかは、自分で決めるしかありません。

 集団免疫がない時期と集団免疫がある程度形成された時期、デルタ株が主流だった時期とオミクロン株が主流になっている時期、状況によって具体的な打ち手は変わります。方針が変わったからといって「以前に言っていたことは間違っていた」とは言えません。

 ワクチンを接種するかしないかは、他の人に強要できません。ただ自分が該当しなくても「高齢者・重い併存疾患がある成人・免疫不全の人・妊婦・医療従事者」への配慮は必要だと私は思います。

資料
(1) TBSニュース(起こった事実を報せている)
WHO 新型コロナワクチンの接種指針改定 健康な成人「追加接種を推奨しない」
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/402567?display=1

(2) 簡単な説明
 WHOコロナワクチン新指針「基礎疾患のない成人、2回目接種推奨せず」
https://fukatsu-clinic.com/blog/2023/03/31/who%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3%E6%96%B0%E6%8C%87%E9%87%9D%E3%80%8C%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E7%96%BE%E6%82%A3%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E6%88%90%E4%BA%BA%E3%80%812/

(3) 詳しい説明
突然のWHO「ワクチン推奨しない」発表に「打つんじゃなかった」と思った人へ…手を洗う救急医Takaさんに本当の意味を聞いてみた
https://gendai.media/articles/-/108787


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