歴史的経緯を含めて全体を見る見方と、向き合っている現実を中心に見る見方と、二つの見方があって、両者はかみ合わない。
スペイン語は、スペインばかりでなく「北アメリカ諸国(メキシコ、コロンビア、アルゼンチンなど)、赤道ギニア(約20カ国)」でも使われている(Wikipedia)。当然、それぞれの国によって、少しずつ違ってくる。英語と米語は違い、オーストラリアの英語は更に違う。話は「なまり」の領域に入っていく。
さて、「歴史的経緯を含めて全体を見る見方」によれば、スペイン語が標準語でアルゼンチンのスペイン語はなまり(方言)となるだろう。しかし、アルゼンチン人が「向き合っている現実を中心に見る見方」をすると、スペインのスペイン語がなまり(方言)となる。
どちらかの見方が正しい、とは言えない。
忘れてはならないのは、相手が自分と同じ見方をしているとは限らないことである。特に、「歴史的経緯を含めて全体を見る見方」をする人が、そのところを押さえないまま、「向かい合っている現実を中心に見る見方」をする人に自分流に接していると、とんでもないことになってしまう。
0 件のコメント:
コメントを投稿