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2024年11月6日水曜日

(2610) 価値観の再構築

 容認できない現実を突きつけられた時、二つの対処があります

  「容認できない現実」を変えようとする

  「容認できない現実」を前提とし、価値観を再構築しようとする

 例えば、大病や事故で元の健康な体に戻れなくなったとき、出世街道から外され出世の道が絶たれたとき、等です。あるいは、加齢に伴い否応なく体の衰えを自覚させられたときも含みます

 

 先ずは①の努力をしますが、限界があります。その時に②への移行が必要になります。価値観再構築に成功するか、失敗するか、がその後、その人が幸福になれるかどうかに、大きく関わります

 (2608)で述べた“「確立している」は、「変わらないこと」とは違います。価値観は確固としていてかつ柔軟で、絶えず見直され、進化を止めません”は、このことです。自分の置かれる環境は変わっていくので、価値観もそれに応じて見直していかねばなりません

 

 「Beingな生き方」と「Doingな生き方」とのどちらを選ぶかは幸福になれるかどうかにあまり関係せず、価値観を再構築できるかどうかが、決定的な意味をもつようです

 

 これをうまく出来る人と、出来ない人がいるようです。私の観察によれば、「私の生き方が正しい、貴方の生き方は間違っている」といった態度で生きてきた人には難しく、「私は私の生き方で生きていきたいが、貴方には貴方らしい生き方があるのね」という態度で生きてきた人は、自分の価値観を再構築しやすいようです。他人に寛容な人は、自分にも寛容になれます

 

 前回の(2609)に当てはめると、次のようになります

  競争原理を価値観の中心におく人はそれでよい(そうでない人もそれでよい)

  競争原理で勝ち組となった人は、その価値観を維持してよい

  競争原理で負け組になった人は、苦しくとも勝ち組を目指し続けるか(幸福度が低いまま続く)、価値観を再構築する。価値観の再構築に成功した人は、幸福になる

  競争原理で勝ち続けた人も、リタイヤした時点では価値観の再構築をしなければならない。それに失敗した人は、幸福度が下がる

 このうち④に失敗し、自ら晩年を穢す人がとても多くいます。「老害」と呼ばれる人たちです。その自覚がないと、救いがたい存在になります。出世した人ほど危ない

 

 今の自分の価値観をとことん吟味し納得しておれば、他者の価値観が自分のとはちがっていても、その価値観を尊重し、また、異なる価値観を泰然として受け容れることができます。その人は、自分の価値観の再構築が必要になった時に柔軟に対処できるでしょう

 

 勝ち組になり、その時に負け組をバカにしていた人は、ほぼ確実に④で失敗すると思います。バカにしていた対象に今度は自分がなってしまい、それを認めたくないから「老害」をまき散らし続け、そのため周囲から疎まれていくからです

 

2024年11月5日火曜日

(2609) 80代に幸せが待っている

 昨日(2024/11/04)昼頃ふと新聞のテレビ欄を見ると、「徹子 提言…和田秀樹」とあり、最後の5分程度観ました。

 世界中の文献を調べると、共通点があった。幸福度の最も低いのが40代、最も高いのが80代というのは、国が違っても、同じ傾向にある。何故、そうなるのか。

 40代は競争社会に生きていて、出世したとか、子どもが東大に合格したとか、他人と比べる。負け組が勝ち組より圧倒的に多いので、幸福度の平均は下がる。

 80代になると、競争がなくなる。「私は金持ちではないけれど、生活に不自由はない。生きていること自体が幸せだ」と感じる。

 だから、年を取ることに心配しなくてよい。幸せが待っている。

 

 メモを取っていないので、正確な記録になっていないが、趣旨としてはあっていると思います。

 

和田秀樹:高齢者専門の精神科医 「80歳の壁」の著者が後悔しない老後のヒントを提言 「徹子の部屋」

https://post.tv-asahi.co.jp/post-354742/

 

人生の幸福度は「82歳以上」が最も高い?高齢者ほど幸せな「エイジングパラドックス」が起きるワケ

https://gendai.media/articles/-/108460?imp=0

 

2024年11月4日月曜日

(2608)「Beingな生き方」と「Doingな生き方」

 ここで、

Beingな生き方」とは、「である」ことを重視した生き方であり、

Doingな生き方」とは、「をする」ことを重視した生き方です

 

 「Beingな生き方」としては、例えば

  お金持ちである

  会社の社長である

  街を歩くと皆が振り返る美人である

などです。「生活に困らない程度の金をもっている」「係長である」など控えめなこともあるし、「他人から尊敬される人格者である」というのもあります。なお「having」(持っている)もここに含めて考えています

 

 「doingな生き方」は、自分が意義あることをしているという思いです。行動、感情、思考、信仰を含みます

  (行動)具体的に体を動かす、社会貢献活動をする、など

  (感情)大自然の中で癒される、名画に感動する、親友と語らいほっこりする、など

  (思考)あれこれ考える、真理を知る、仕組みを知る、意見交換する、など

  (信仰)信仰心をもつ、孫の幸せを祈る、世界平和を祈る、など(信仰は、行動か感情か思考かのどれか一つに絞れません)

 

 「意義あることをしているという思い」において、「意義ある」は、自分の価値観に基づくものであり、他者の価値観は関係ありません。そのため、自分の価値観が確立していると他者の言葉でぶれることはなく、自分の価値観が確立していないと「doingな生き方」はできません。「確立している」は、「変わらないこと」とは違います。価値観は確固としていてかつ柔軟で、絶えず見直され、進化を止めません

 

 「Beingな生き方」と「Doingに生き方」には優劣がなく、「どちらが正しいか」ではなく「貴方はどちらを選びますか」であり、どちらにするかは、本人が決めます。自分で決めて、自分がその責任を負います

 

 どちらを選んでも、それにより得られるものと、結果として失われるものがあります。失われたものに囚われ、不平を言ってはいけません。失うことを受け容れましょう。

 また、反対の生き方をしている人を羨んではいけません。非難してもいけません。誰もが自由意志で選べます。

 

 両方を選ぼうとするのも自由ですが、おそらく生き方に矛盾ができて、生き方がぶれて、結果としてどちらも失うことになるでしょう。どちらも選ばないと、自分が生きている価値を見失うのではないでしょうか 

2024年11月2日土曜日

(2607) 夢と幸せ


 なるほどな! と思った


私は、夢に生きているのだ

だから、幸せなのだ

 

夢に到達したら幸せになるとは思わない

夢を追い求めているまさにその時、幸せになっている

 

 

その夢とは、

「あなたの夢は何ですか」という問に答えて出てくる「夢」ではない

 

 

私には、二つよいことがある

 

夢が達成しないからと言って、不幸せにならない

 

夢を追い求めることは、私が自由意志ですることだ

他者から影響を受けることはない

私が、夢をもち続ければ、それだけで、よいのだ

 

だから、私は、いつも幸せなのだ

自由に生きさせてもらっているおかげだ 

2024年8月24日土曜日

(2606) LGBTQの論点整理

LGBTQ是認論者は、概ね次のような反応を示しているようです(例外・異説もあるでしょう)


1.   女の人が女の人を好きになってよいし、男の人が男の人を好きになってよいLGBTQ是認論者の主張)

(考察)

 これは、もともと許容されています。2人の女性が手をつないで街を歩いても、咎める人はいません。なのに、何故「レズビアン」という言葉が必要なのでしょうか?

 「好き」の4段階:①好き、②恋愛感情、③肉体的接触(手をつなぐ)、④肉体的関係(性器への接触) →  彼らが求めているのは、同性間の④の公認でしょう。

 女性が同性の女性に憧れるのはよくあることで、わざわざ取り上げる必要はありません。女性に恋愛感情を抱いたらそれだけでその女性をレズビアンと見なすこともあるようだが、彼女にレズビアンという呼称は必要ないし、そう呼ばない方がよいと思います。そっと、本人の自由に任せればよいでしょう(男性の場合も、同様)。

(考察2) 差別について (2024/08/29 追記)

(1)       言葉と差別

 「目の見えない人」を表す言葉がかつてあったが、今は使ってはいけない用語とされています。差別を誘発しないための配慮であり、実際に効果があるようです。LGBTQへの差別をなくすことを主眼とするなら、同じように考えることも合理的だと考えます。言葉があるから差別しようとするのであり、言葉がないと差別しようがないからです。

 以上の観点から、極端に話、「差別をなくすためにLGBTQを放送禁止用語にしよう」という説も一理あります。ただし、猛反発を受けるでしょう。それは何故なのでしょうか? また、ことさらLGBTQのレッテルを貼りたがるのは何故でしょうか? 考察する意義は大いにありそうですが、ここではこれまでとします。

(2)       宝塚歌劇団

 宝塚歌劇団の男装の麗人や彼女たちを熱狂的に追いかけるファンをL(レズビアン)と呼んだり、彼女たちを非難したりするのは、聞いたたことがありません(嫌っている人たちはいるかもしれません)。彼女たちが差別されることは、あっても少ないと思います。

(3)       子どもの成長

 子どもたちが成長する過程で、同性の塊ができて親密になり、同性の親友を得ていくのは自然だし、さらに、同性の中にロールモデル(考え方や行動の規範になる人物)を見出し、大好きになり、憧れ、自分を同化しながら成長していく子どもも多いでしょう。頼もしく感じます。

 一方で、異性を意識して、同性では感じなかった心のときめきを感じることもあるでしょう。あるいは、そのようなときめきを同性にも覚え戸惑う子どももいるでしょう。

 遷ろっていく様々な感情をいだきながら子どもたちは成長していきます。そこにはLGBTQという言葉は必要なく、むしろ意識すると歪んでしまうのではないでしょうか。解説の言葉は必要なく、子どもたちは、自然に自然に、色々な感覚を味わいながら、変わっていきます。緩やかで、暖かい目で見守っていきたいと思っています。

(4)       4段階目「肉体的関係」

 先に述べた「好き」の4段階:①好き、②恋愛感情、③肉体的接触(手をつなぐ)、④肉体的関係(性器への接触)のうち、①②③については、LGBPTという言葉は必要ないし、むしろ有害だと思います。

 一方、④肉体的関係(性器への接触)については、意見の分かれるところであり、大いに議論すればよいでしょう。議論するためには言葉が必要です。そこで、LGBTQという言葉を使うとき、①②③は除外し、④のみを対象にするのが好ましいと考えています。本来異なる①②③と④とをLGBPTに含めてしまっており、そのことにより不毛な、不合理な議論が百出しているのが現状だと考えます。

 意見の分かれ目は二層になっているようです。一つ目は、肉体的関係(性器への接触)を嗜好の問題と考えるかそうでないかと考えるかの違いです。二つ目は、嗜好の問題でないとした場合、それを好ましいと考えるか好ましくないと考えるかです。この二つの命題については、おそらくいくら議論しても万人が納得するような結論が出ない、言い換えれば、どちらか一方が正しいという結論は出せないと思います。

 意見が分かれることを互いに認めるのは、多様性を尊重する観点で好ましいと考えます。また、結論が出ないなら議論する必要がないというのは違います。議論が分かれるということは、両論それぞれに、好ましいことと好ましくないことの両方が含まれているからです。本来は矛盾するものを認めながら、ある意味、妥協しながら、各々の良い面をいかに少しでも引き出し、各々の悪い面をいかに少しでも緩和するか、知恵の出しどころはあるし、有意義な議論ができると思います。それができるのが「多様性のある社会」でしょう。

 相手を一方的に悪と決めつけることは、有害です。差別はあってはなりません。時系列で言うと、かつてはLGBPTに対する差別があったが、今はむしろ、反LGBPTに対する強圧的な差別が横行していると感じています。いずれの差別にも、私は反対します。

 なお、どちらの説が正しいかは、この稿では述べません。「LGBTQの論点整理」のために書いているからです。

※ 本稿での考察範囲  (2024/08/30 追記)

 本稿で“LGBTQ”という用語を使っていますが、“LGBTQ”のうちの“LGB”と、“LGBTQ”思想・運動の全般、の二つを主な対象として考察しています。

 最近の欧米では、“T”(Transgender:トランスジェンダー、性自認が出生時に割り当てられた性別とは異なる人)で深刻な問題が起こっているようですが、本稿では考察対象としていません。

 また、最近では“LGBTQ+”という用語が使われており、“+”は「多様な性で、LGBTQにカテゴライズされない人」とのことです。本稿では“Q+”も考察対象に含めていません。

2.   男女を分けることを拒否LGBTQ是認論者の主張)

(1) 男装・女装の自由、他性の振る舞いの自由(例えば、男が女言葉を使う。逆も)

(2) 男と女を分けてはいけない → 例えば、男女混合名簿の採用

(3)「女のくせに」「男のくせに」と言ってはいけない

 「男は男らしく」「女は女らしく」も不可とする


3.   性の変更の自由LGBTQ是認論者の主張)

(1) 性別の取扱いの変更(条件付きで性同一性障害者の特例は既に認められている)

https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_kazi/kazi_06_23/index.html

(備考)

 令和51025日付け最高裁判所大法廷決定において,5の要件(他の性別の性器の部分に近似する外観を備えていること)は憲法13条に違反し無効であるとの判断が示されています。

 現在、更に、3の要件(生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること)の撤廃を求めています。

(2)「私は女だと自認する」男は、女として扱え!

(考察) 次のような主張もあるようだ

  自分が女性だと自認する男性は、女性用トイレや女風呂を使う

   (女性が怖がっている)

   (半面、男性を自認する女性は、男風呂には行かないだろう)

(3) 肉体的改造(性転換手術)を勧める(人たちもいる)


4.   女性を「子を産む性」と見なすことに対する嫌悪感LGBTQ是認論者の主張)

 子を産まない(産まなかった)女性への偏見を拒否

(考察)

 「結婚しない」「子を産まない」(最近の若い人は、そのような意思の人が増えている)自由を主張したいのでしょうか?


5.   従来の家族制度・戸籍制度を否定LGBTQ是認論者の主張)

(1)選択的夫婦別姓を主張 (通称使用では不可)

(2)同性婚を主張 (同性婚の法的公認、配偶者権利の取得)

 

6.   関連するいくつかのLGBTQ是認論者の主張 (※08/25 一部追記) 追加カッコ内は筆者のコメント

(1)誰一人取り残されてはいけない(しかし、LGBTQ以外の人を取り残そうとしている)

(2)LGBTQは正義である(LGBTQに異議を唱えることは邪悪と考え、許さない)

(3)多様性を認めるべきだ(しかし、LGBTQの賛否については、多様性を認めない)
(考察)LGBPTQ論者がもしも「男らしさ」「女らしさ」を認めないなら、彼らは典型的な反・多様性の思想の持ち主なのだろう(08/27 追記)

(4)LGBTQ権利は守られねばならない(LGBPTでない人たちの権利は、侵害してよい)

(5)表現の自由を守るべきだ(しかし、LGBPTに反する表現は許さない)

(6)子どもであっても、自分ことは自分で決めるべきだ(LGBPTに誘うことはよいが、子どもたちをLGBPTが守ろうとする人たち(そのように考える人もいる)は、たとえ親であっても口出ししてはいけなない)

 (考察)

 LGBTQの仲間づくり、日本の伝統的価値観・家制度・法体系の破壊が背景にあるのではないでしょうか? … 意図する・しないに関わらず、その方向へ動いていきます。

 (破壊したい or 破壊してかまわない)


※ 定義

 LGBTQとは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性自認が出生時に割り当てられた性別とは異なる人)、QueerQuestioning(クイアやクエスチョニング)の頭文字をとった言葉で、性的マイノリティ(性的少数者)を表す総称のひとつとしても使われることがあります。

https://tokyorainbowpride.com/lgbt/

 

 添付図は(Deaf LGBTQ Center代表/山本芙由美 著)「LGBTQとは わかりやすく活動家が解説課題や支援事例も紹介」(朝日新聞SDGs ACTION!)から拝借しました。

https://www.asahi.com/sdgs/article/14564464 



2024年7月31日水曜日

(2605) 冷却スプレーと熱中症との関係

 【 冷却スプレー ・ 熱中症 】 冷却スプレーを使ってみたら、確かに、涼しく感じました。ところで、冷却スプレーは、熱中対策になるのだろうか? なりそうな気はするが、逆に、「熱中症にかかりやすくなってしまう」という説もありました。


 冷却スプレーが良いと聞いたので、買ってきました。

 

===== 引用はじめ

冷却スプレーを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します

1 スプレーの噴射口に注目する!

2 爽快感を求めるならメントール配合かチェック!

3 無香料だけじゃない!香りにも注目して選ぶ

4 自分の体臭が気になる方は消臭成分配合もチェック!

===== 引用おわり

https://my-best.com/3122

 

私は、

1 霧状になるトリガータイプ

2 メントール配合

3 無香料

4 消臭・除菌

を買ってみました。

 

 衣服にかけます。使ってみると確かに涼しくなり、3時間くらい効果があったような気がしますが、冷房の効いた部屋にいました。暑い外を歩くと、違うでしょう。「冷感の持続時間ですが、約30分です。ただ、各製品の持続時間は使用環境によっても大きく変化します。あくまでも目安としてお考えください」という記事がありました。

 

 気になるのは、熱中症対策になるか? です。

 

 あるメーカーは、

===== 引用はじめ

 熱中症予防にとても効果的!

 暑い環境での活動や長時間の外出時には、知らず知らずのうちに体の中に熱が蓄積されて熱中症の危険が高まります。

 瞬間冷却スプレーは、服の上からスプレーするだけで効果的に体温上昇を抑えてくれるので、熱中症予防効果は抜群。

 屋外での活動前や熱中症の初期症状を感じたときに、さっと取り出してスプレーすることができます。

===== 引用おわり

と書いていました。

 

 そうなんだ! と思っていたら、林雅之というお医者さんは、「皮膚と脳を騙しているだけで熱中症は防げない」として次のように書いています。

===== 引用はじめ

 … こうしたグッズにはアルコールやメントールが入っていて、皮膚表面の熱の籠った汗を一気に気化してくれます。それにより、皮膚表面の体温が急激に上がり、涼しい感覚をもたらすのです。ところが、実際には体の中の体温を下げているわけではありません。単に、第二の脳と言われる皮膚と体温調整に関わる脳をだまして、“いま涼しくなった”と錯覚させているに過ぎません。そうすると皮膚や脳は、体内の熱を汗と共に体外に放出して熱を下げる、という指令を出さなくなるのです。

 結果として体温がどんどん上昇して熱中症にかかりやすくなってしまうのです。

===== 引用おわり

https://www.hirokuni-iin.com/single-post/2020/06/25/-e3-80-8c-e7-9a-ae-e8-86-9a-e3-81-a8-e8-84-b3-e3-82-92-e9-a8-99-e3-81-97-e3-81-a6-e3-81-8

 

 メーカーの言うことを信じたのに、もし間違っていたら、熱中症になって死んでしまうかもしれません。

 

 私は、正攻法で対策します。

===== 引用はじめ

 熱中症の予防では、水分補給のほかに深部体温=脳を冷やすことが重要になります。ですから、熱中症の症状が出た場合、首筋や脇の下など太い血管が通っている部分を冷やすことが常識になっています。全身を流れる血液を冷やすことで深部体温=脳を冷やすためです。

===== 引用おわり

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/health/351117/2

 

 たとえ熱中症対策として効果がなくても、30分間でもさわやかな気持ちになれたら、それだけでもありがたいことです。冷却スプレーは、使っていきます♪



2024年7月21日日曜日

(2604) 行動の三つの側面

  行動には、三つの側面があります

(1)何らかの目的のための行動する

   … 何らかの目的があって、行動し始める

(2)行動自体が意味をもち始める

   … 目的が無くなっても、行動の意味はあり続ける

(3)行動の副反応(意図しない効用)が顕れる

   … 意図していなかった、行動の意味が顕われる

例を考えてみました

(A)例①

(1)    借金をしようと人と会った

(2)    その人と話して楽しかった

(3)    思わぬ情報も得られた

(B)例②

(1)    コンクールに優勝するため練習に励んだ

(2)    練習に専念していると、モヤモヤした気分が吹っ切れた

(3)    一緒に頑張った親友ができた

(C)例③

(1)    受験勉強のために歴史の教科書を読んだ

(2)    知らなかったことが分かってきて、興味深かった

(3)    歴史上の人物から感化され、人生観が変わった

(1)の面だけを見て行動する(目的のある行動だけが是認される)と苦しくなります

行動は、目的を達成するための苦行となり、逃げたくなります

目的が達成すると、あるいは達成できないと分かると、その行動が意味を失います

(2)のように行動を楽しめると、色々なことが進み始めます

(3)のように行動がもたらすものを広く見ていくと、いくつもの行動が意図しないところでからみあい、新しい意味が生まれていきます

 では、どのようにしたら(2)を実現できるのか。一つは、楽しもうとすることです。「同じやるなら、楽しくやりたい」の精神。そのポイントは、

       挑戦的 … 自らの意思で取り組む。「やらされた感」では楽しくない

       工夫 … 工夫しながら取り組み、そうすると少しずつ上達していき、それが嬉しくて、やる気が起こり、うまく回り始める

       創造的 … 形があっても、なくてもよい。何かを創り出す喜び

       共楽的 … 成功を共に喜び、苦しみをなぐさめあう(愚痴を言い合う)

       奉仕 … 行動の一部として、誰かのために尽力すると、感謝が返ってきて、さらに意欲がわいてきます。感謝の言葉が無くても、手応えさえあれば、元気が出ます

 では、どのようにしたら(3)を実現できるのか。「転んでもただでは起きぬ」の精神
及び、複数のことに関心をもっていることです