2021年5月21日金曜日

(2341)  「ほめない・叱らない・教えない」 で 「自育伸力」

 

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  「上機嫌にさせるために持ち上げるのではなく、上達させるために勇気づける。頭ごなしに怒るのではなく、改善策を一緒に考える。答えを押し付けるのではなく、自ら導く力を引き出してあげる」が「自ら育ち、伸びる力」をつける

 

 「自育伸力」を養うと「目の前のことを楽しめる」ようになる、という。「自育伸力」とは、「自ら育ち、伸びる力」のこと。これは、わかる気がする。自らの努力で自分が伸びつつあるとき、確かに、目の前のことが楽しくなる。はたから見ている人には私が苦労しているように見えているとき、大変なのはその通りだが、私は喜んでいる。大変なことに真正面から取り組んでいるからこそ、自分は伸びていっているのだ、と実感できているからである。

 

 「上機嫌にさせるために持ち上げるのではなく、上達させるために勇気づける。頭ごなしに怒るのではなく、改善策を一緒に考える。答えを押し付けるのではなく、自ら導く力を引き出してあげる」。大切なことだ。こういうことができるようになったら、うれしい。

 

===== 引用はじめ

 子供たちが大人になり、社会に出たときに求められるのは「人間力」だと思うのですが、それは「目の前のことを心から楽しむ力」と同義ではないでしょうか。

 では、目の前のことを楽しめるようになるには、どうすればいいのでしょう。「自育伸力」を養うことだと思います。自ら育ち、伸びる力のことです。身につけさせるのは大人であり、社会の役目です。指導者としての僕の永遠のテーマでもあります。

 あるとき、たまたま見かけた本に、こんな極意が書いてありました。「ほめない。叱らない。教えない」。しかし、よく読んでみると、決してほめないわけではないし、叱らないわけでもない。上機嫌にさせるために持ち上げるのではなく、上達させるために勇気づける。頭ごなしに怒るのではなく、改善策を一緒に考える。答えを押し付けるのではなく、自ら導く力を引き出してあげる。

===== 引用おわり

 

<出典>

びわこ成蹊スポーツ大学 望月聡教授「自育伸力」を身に付ける

【スポーツが未来を変える】 産経新聞(2021/05/07)

https://www.sankei.com/sports/news/210507/spo2105070013-n1.html



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