(2002) 会議① ／男と女の違い(10)

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男と女の両方が参加する会議では、お互いに不満が募ることも多いようだ。男と女の発言スタイルが異なるためだ。発言のスタイルさえ合わせれば、男女はお互いに補足し合える。相手のルールに合わせる努力しよう
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●  会議①

A)   ここが違う

男：　男は会議が好き
女：　女はおしゃべりが好き

B)   会議で話を切り出すとき

男から女へ：　ちょっと話がそれちゃうかもしれないんですが…
女から男へ：　いろいろ意見があるかと思うんですが、要するに…
　

【展開】

A)   ここが違う

男：　男は会議が好き
　男は非論理的な女に、イライラしている。
　男性たちは、女性の会議での発言に苛立っています。「私は、〇〇のときどうかなと思ったんですが、でも…それに…そういえば…」と、長いばかりでいっこうに結論にいたらない女性の話し方に、「それは報告じゃなくておしゃべりしゃないか!」と感じます。
　女性は脳の構造上、常に膨大な量の情報と感情をやりとりしています。そのため、会議だとわかっていても、つい発言に自分の「気持ち」や「思い」がこぼれてくる。すると、まとまりのない「おしゃべり」的な話し方になります。「結論」というゴールに向かって一直線に突き進む話し方は苦手なのです。

女：　女はおしゃべりが好き
　女は結論を先送りする男に、イライラしている。
　いっぽう女性たちは、男性か会議で率直に発言せず、なかなか決定しようとしないことに腹を立てています。「会議は意見交換をする場でしょ?」「どうして毎回決定を先送りするの?」というわけです。
　男性たちが発言しないのは、出世のことを考えて、「下手な意見を出せない」と思っているから。バカに見えるかもしれない、使えない意見を出してまわりに見下されるのが怖い。そのため、意見があっても、まわりの様子を見てからしか発言しません。

B)   会議で話を切り出すとき

男から女へ：　ちょっと話がそれちゃうかもしれないんですが…
　切り出し方だけでも柔らかく。そのうえで、理屈っぽいことを言っても0k。他には「意見というより、補足なんですが」など女性の発言をフォローしてあげるのも効果的。

女から男へ：　いろいろ意見があるかと思うんですが、要するに…
　り出し方だけでも要約している風に。そのうえで、全然要約してないことを言ってもOk。他には「ポイントとしては3つあって」など。

＜出典＞
五百田達成、『察しない男、説明しない女』、No.33