2020年1月15日水曜日

(1848) 「してよい」ことと「してはいけない」こと(白鳳かち上げ)(「日本ルール」)

 
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http://kagayakiken.blogspot.com/2020/01/k0989.html
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張り差し・かち上げ問題は、横綱白鳳が横審からの苦言を無視して混迷している。「世界ルール」と「日本ルール」とは違う。グローバル化が進む今、「世界ルール」を身に着けると同時に「日本ルール」を維持したい
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===== 引用はじめ
 初場所では横綱白鳳の相撲が気にかかる。まだ張り差しを続ける気か。ひじ打ちまがいのかち上げに気は引けないのか。下位力士が遠慮して行わない荒業を横綱だけ使えば、勝つのは当たり前だ。日本中の手本になってこそ横綱の名に値するのだ。
===== 引用おわり
【湊町365】 産経新聞(2020/01/14 )
 
 白鳳の言い分はよく分かります。「禁じ手でないのに、何故、批判されるのか?」。「気が引ける」って何、それ? 「前からやっていること。勝たないと生き残っていけないでしょう」
 
 私はこう説明したい。「世界ルール」と「日本ルール」とがあって、相撲には「日本ルール」が適用されるので、従ってほしい。
 「日本ルール」は、書かれていないので分かりにくいが、みんなが集まってきて、ああやこうやと言い合って、ああそうだよねとどこかに落ち着くと、それがルールになります。この意味では「白鳳のあの張り差し・かち上げはよくない」は、既にルールになっていると判断してよいでしょう(横審の見解・後述)。だから、してはいけないのです。

 「こうなったら、張り手、かち上げを規則で禁じ手にするしかないんじゃないか」という意見もあるが、私はそうは思いません。


 
 グローバル社会では「日本ルール」は通じません。だから、ビジネスマンは「世界ルール」を身に着けなければなりません。
 その一方、「日本ルール」も悪くなく、世界に誇ってもよいルールだと思います。相撲のような限られた世界では、私は「日本ルール」を残してほしいです。
 
 白鳳は、横審(横綱審議委員会)の苦言を全く無視しています。思うに白鳳は、「人種差別や妬みがあって横審はフェアでない」と考え無視しているのではないでしょうか。カルロス・ゴーンの日本裁判批判に通じるように思いました。
 
 なお、発端は、
===== 引用はじめ
 白鵬は九州場所15日間の取組のうち、実に10日で張り手、かち上げを多用。とりわけ12日目の遠藤戦が凄まじく、議論を再燃させる火種となった。
 この一戦、白鵬が立ち合いでまず左から頬を張ると、間髪入れず右のかち上げ、というより肘打ちを食らわせ、遠藤が鼻から出血。白鵬はさらにダメ押しするように左右の張り手で頬をひっぱたき、最後には遠藤をはたき込んで完勝である。
 総合格闘技まがいの過激な打撃技の連発に、NHK解説者の舞の海秀平氏は、「過去の横綱はこういう立ち合いはしなかった。このかち上げは見ていて後味が悪い」と不快感を示している。
 当然、場所後の横審(横綱審議委員会)でも白鵬がやり玉に挙がった。九州場所の千秋楽から一夜明けた1125日、両国国技館で開かれた横審の定例会合では、通常の二倍に当たる約30分もの時間を費やし、白鵬の相撲について論議。矢野弘典・横審委員長(産業雇用安定センター会長)はこう苦言を呈した。
 「張り手、かち上げをやり過ぎではないか、横綱の振る舞いとして見苦しいのではないかと、ほとんど全員(の委員=9人)から意見が出た。しっかり指導してほしいと相撲協会に要望した」
===== 引用おわり
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/18041
 
動画は、
https://www.youtube.com/watch?v=soulMHDlpKg
 
添付の写真は、
https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/sumo/news/CK2019112502100070.html

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