2019年7月8日月曜日

(1657) 「輿論主義」の復興を

 
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(K0798)  1日4400歩でも死亡率低下 <体の健康>
http://kagayakiken.blogspot.com/2019/07/k0798-4400.html
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 世論と輿論

===== 引用はじめ
 「世論調査は感情分布調査にすぎない」。佐藤教授はこう述べ、政治が重視すべきなのは「世論(せろん)」より責任ある公の議論である「輿論(よろん)」だと説く。
 世論は明日になれば変わっているかもしれない熱しやすく冷めやすいものだが、輿論は時間的な強度を持つ意見だと言う。
 ところが日本では、世論が輿論に取ってかわったと指摘し、世論調査が示す結果に迎合してきたとメディアにも手厳しい。複雑で不快なことも多い現実から逃げない「面倒くさい輿論主義」の復興こそ大事だと訴えている。
===== 引用おわり
 

 ポピュリズムと輿論主義

===== 引用はじめ
 ポピュリズムとは世論主義であり、国民感情主義ともいえます。この対概念である輿論主義では論理的な整合性が問われますが、世論主義は共感をベースにつながっていることに意味がある。
 たとえばツイッターで多くの人は前後の文脈を考えず単語に反応します。輿論主義とは違って過去の発言との整合性は要求されず真偽も問われない。こうした共感や快、不快といった情動のコミュニケーションに依存するのがポピュリズム政治なのです。
===== 引用おわり
 

 この状況にどう対処すればいいのでしょうか。

===== 引用はじめ
 快ならざる複雑な民主主義に耐えることです。
 憲政の神様といわれた尾崎行雄は大正時代、デモクラシーを輿論主義と訳した。戦後、新聞は『輿』か制限漢字とされたために『輿論』を『世論』で代用した。
 世論ではない公論、輿論主義の復活が必要です。
===== 引用おわり
 
 
<出典>

佐藤卓己、「輿論主義」の復興を
【ニュースを疑え】産経新聞(2019/06/22 夕)
https://special.sankei.com/a/column/article/20190129/0001.html
(有料会員記事)

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