2018年11月21日水曜日

(1429) 小平奈緒を育てた指導/『知るを楽しむ』

 
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 平昌(ピョンチャン)冬季五輪のスピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒(相沢病院)。
 

 「どんなスポーツも『知るを楽しむ』ことが大事」というのが、父の安彦さんに聞いた“指導論”だった。安彦さんにはスケートの本格的な競技経験がなかった。
 
===== 引用はじめ
 例えば、カーブの技術とかは細かく教えた方が早道なのかもしれない。だけど、人から教えてもらってできたことと、自分で発見したことは違う。少しずつ雪だるまみたいに大きくして、それが楽しくなっていって、結果的にスケートが好きになっていったんじゃないですかね
===== 引用おわり
 

 確かに、その通りだと思う。丁寧に教えてもらうと早く伸びるが、そこそこで止まってしまう。「いったいぜんたい、どうしたらいいのか?」と彷徨い、試行錯誤しながら発見したやり方ですると、遅れながらも皆に追いつき、止まってしまった皆を置き去りにして、さらに一歩進める。
 

 「知る楽しさを知り、自発的に取り組む子供は、どんな環境でも伸びる。」
 
===== 引用はじめ
 小平は自分の練習に集中するために高校はスケート部のない学校へ進み、2度の五輪出場後にオランダ長期留学。その後もナショナルチームには所属せず、道なき道を開拓して日本女子初の快挙を成し遂げた。
===== 引用おわり
 


<出典>
小平奈緒を育てた指導
産経新聞(2018/11/16)

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